こんなメールが何日か前に届いた。
件名 ふと
子供の写真を毎日何十枚、時には百枚を超えるほど撮るようになり、愛がないとできないよな~なんて考えました。
そう思うとカメラマンさんはすごいなー。と思いました。
ふとした時間に思い出してくれるなんてカメラマン冥利に尽きる。
新米ママになった彼女も以前僕は写真を撮った。プロのフルート演奏者で、そのプロフィール写真。
いつ撮ったか忘れたけど、夜の7時くらいから僕が仕事があり、ぎりぎりまで撮影をして、いっしょにスタジオを出たら雪が降っていた。
それから彼女を二回撮影をした。二回目はスタジオで黒バック。三回目は野外で。ん?あ、もっと撮っている。挨拶がカメラ、パチリだから。
僕はその写真を持っていない。正確に言うとホームページに載っている写真以外はプリントもデータも全くない。たった一枚も。
なーんとなく最近気が付いたことがある。僕には写真はいらない。写真は自分のために撮るものではない、被写体のために撮るものだっていうことに。
だから、ふと思い出してくれて、そのことをメールしてくれて嬉しかった。
誰がのため、人のため、そんなの自己満足だと思うけど、写真は純粋な贈与が出来る道具だと思うよ。
明日12月12日は佐久間絢子の誕生日。僕の誕生日に彼女からメッセージといっしょに届いた写真がこれ↓