まあ、いいか。これ載せちゃえ。
パソコンで見たら僕の撮影スタイルがばれる、これでまたお客さんもモデル応募も少なくなる、笑ってくれ。
染谷が高校二年生の時に撮った写真をプリントしてあげた。その写真はHMの作品を作るために染谷にモデルをさせた写真。モデル応募要項のページに掲載してあるんだけど、作品例としてね。
お母さんに見せたんだって、すっごく喜んだって。
おいおい、今頃話すんかよ。
もしかしたら五年前も云ってくれたのか、染谷が話したことを忘れたか、
そんなのどうでもいい、
まだそのことを覚えていてくれるんだからさ。
いい写真は人を幸せにさせる。
でもさ、それは撮り手の力じゃあないんだよな
撮り手は幸せな時と撮ったんだよね。
それを記録して、その場所にいなかったお母さんに見せたんだよ。
今回の写真は…、ちゃんと撮ろうかな。
あ、そう云えば、佐久間絢子を撮り始めたときに父親から「きれい」と初めて言われたとメールが来たことがあった。
なんだなぁー、僕はただのコピーマシーン、そのまんま撮っているだけだから誰でも撮れるのにね。
カメラだもん、難しいことはない。
ホント、この写真もいい加減に撮っているなぁ。
チャリに寄りかかって、タバコくわえて、ノーファインダーだよ。
