- 海ちゃん―ある猫の物語 (新潮文庫)/岩合 光昭
- ¥620
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ある本を探しに古本屋に入ったらこの本があった。前々から気になっていた本なので即決で買った。
何故気になっていた、って?
この本は岩合光昭さんが写真、奥さんの日出子さんが文、二人の飼い猫海(かい)ちゃんの生涯を紹介したもので岩合光昭さんが一人の…、一匹の猫を追い掛けた写真ってどんなんだろうと思って。
岩合光昭?あっ、新人モデルも入ったことだし少し話すと、僕が中学生の頃から好きな動物写真家で一番最初に見たのが『氷のゆりかご』ってアザラシの赤ちゃんの写真集。アングルがとても低いんだな、人の目線っていう上からの目線でなく会話をしているようなアングル。興味があったら検索してごらん。
で、話しを戻すと。
見た。
読んだ。
ひとつの命を追い掛けるってこんなことだろうと思った。先日投稿した猫の写真は、偶然にも23日の撮影会の集合場所で撮った猫で3か月ぶりに会った。最近は不忍池の仔猫の方がよく会いに行っている、あの黒猫。
でも、そんなのは通りすがりに撮影したにすぎないんだよね。
可愛いから撮る、綺麗だから撮る、
それでいいんだけど、何か物足りない。
どう説明すればいいんだろ、例えば『星の王子さま』の小さな王子と王子さまが星に残してきたバラの関係みたいなものが欲しいんだな。ん?読んだことない?あっ、そう。では。王子さまが地球に来るまで一番きれいだと思っていたたった1本のバラは地球にはいっぱい咲いていて、王子さまは愕然とするんだな。でも、キツネさんと出会って星に残してきたバラが自分にとって掛け替えのない存在だということに気付くんだよ。
そうだ、掛け替えのないもの。だ。
『海ちゃん』は掛け替えのないものを撮っているんだね、岩合光昭さんは。で、日出子さんは掛け替えのないものを筆写しているんだよ。
そんな本でした。
購入金額105円。