この植物を初めて見たのは新宿御苑の植物園。重い灰色の空の日で写真の撮り方を教えて欲しいとお願いされた女の子といっしょに行った。その子は今、結婚して一児のママ。
写真は記憶の触媒、写真自体には何の意味がない。見る人の記憶によって写真は変わる。楽しい記憶や悲しい記憶が甦る、写真は記憶を蘇生させる。
いい写真とは何だ。楽しい記憶をより多くの人に蘇生出来ることか、写真の良い悪いは多数決で決めるものではない。
写真は目の前に被写体がないと写らない一番身近なもの、私的なものなんだ。だから、いい写真は身近なものであって欲しいし、もっと身近なものを撮りたい。
この龍舌蘭は昨日夢の島公園で撮った。