久しぶりに写真集の紹介です。『グレン・グールド 光のアリア』
文・写真 ジョック・キャロル
訳 者 宮澤淳一
発行所 筑摩書房
グレン・グールドが1956年3月24日から2週間バハマのナッソーで休暇を過ごした時に同行したカメラマン記者ジョック・キャロルの回顧録。当時グレン・グールドは23歳、ジョック・キャロルは37歳。
空気がいいんだ。キャロルの控えめな距離感がいい。グールドの世界が強烈だからではない、優しく包んでいるような眼差しなんだよな。無邪気なグールドの表情は子供を撮っているような感じがした。
カナダ、ドイツ、日本三国での同時出版を目前にキャロルは1995年8月5日に腎臓癌で亡くなった。本誌ではグールドとの39年振りの再会を望んで締めていた。