お帰りなさい「写真はものを考える記号だ」と言ったのは名取洋之助だ。なんの変哲もない記号が観る人によっては懐かしさ、安堵を感じるさせる。親元を離れて暮らす人にとって、幼いときから見慣れた風景の写真は感慨深いもの。あの角を曲がったら私の家。「お帰りなさい」そんな声が聞こえてきそうだ。