
言葉はいらない、ただずっと見つめていたい……
そんな台詞が、気取らず自然と口から出るなんてことがあるとすれば、それはきっとこんな時でしょう。
「この万年筆は日本人が初めて見た万年筆と同じ型なんですよ」
そんな説明を受けながら、キャップを外した瞬間。
青紫のインクに染まる金のペン先に目を奪われました。
即座に「しゃ、写真撮っていいですか?!ペン先の!!」と叫び、離れた場所に置き去りの鞄を慌てて取りに戻りました。
背中からは「あ~、インクで大分汚れてるねぇー」と、万年筆のご主人の声。
「あー!拭かないでください!!そのまま!!その青がいいんです!!!!」
そうなの?変わってるねぇ、なんて言葉を受けつつ興奮気味に撮った写真が上です。
大変貴重で大切なペンなので、筆記もせずにキャップを開けたままにしておくわけにはいきません。2枚ほど接写させてもらい、すぐにお返ししましたよ。
青と紫のぼんやりとしたグラデーション、染まっていない金ニブ、そして気品を添える刻印。
すばらしい……!!
写真も無事にピンボケせず、色の再現度も高く大満足です。影になった部分も、画面を引き締めていい効果になってると思います!
ご主人には「”色”が好きなんだね」と言っていただき、なんだか気恥ずかしい出来事だったのですが……「日本人が初めて見た万年筆と同じ型」というお話をなおざりにしてしまったことについては本当に申し訳なかったなーと反省しております……(^_^;)
色々なお話を聞かせてくださったこと、大切な万年筆に触らせていただいたこと、そして写真をとらせていただき大変感謝しております……!!
万年筆って、いいなぁ……(和風総本家風に)




