かわいそうな「ほぼ日手帳」のおはなし | +mage手作り雑貨帳

+mage手作り雑貨帳

クラッシュタイル風の卵殻モザイク小物を制作中です。

        $+mage手作り雑貨帳


「長年の夢であった万年筆も買ったことだし、そうだ!これからは日記を書こう!」


そう思って昨年2012年度は、大人気の「ほぼ日手帳」を買いました。
欲張って買った、大きめ「カズンサイズ」。笑

実はこの日記の購入には、実は涙なくしては語れない面白エピソード()があるのですが、まぁ長いので割愛します。[6千円・購入・自転車・帰宅途中・紙袋・破れる・即日・紛失・再購入]これらのワードを繋ぎ合わせてお察しください。

日記の話に戻ります。(あ、これは昨年の話ですよ)
1月~3月頃までは、それはもう順調に、実に熱心に。
事細かに、イラストなど描いてみたりなどして、毎日きちんとつけました。

しかし3月の半ば頃から、毎年恒例の残業月間が訪れ、徐々に自由時間が減っていきました。
そしてしばらく経った日の事、ある事実と疑問が胸をよぎりました。

残業して家に帰った後、日記を埋めている間に就寝時刻が来てしまう事実。
仕事をして、日記を書いて、寝るだけの日々。
そこから一体何が生まれるのかーー。

やがて4月が訪れます。
より残業が厳しくなり、所謂「家に寝に帰る」日々が続きました。

あっという間に増える白ページ。
あっという間に消えるやる気。

このままでは1万2千円(6千円×2冊)が無駄になる!
会社の昼休み中に書こうかと思ったこともありました。しかし。
一体何を書けというのでしょう。プライベートを忙殺された日々の中で。
こんな言い方は何ですが、私の勤めている職種は特に面白みもないDTP業務です。オペレーターと言ってもいいでしょう。
決して仕事が嫌いとか、職場が嫌だとか、そんなことは言っていません。小規模ながら、人間関係のいざこざもなく、平和で、飲み会には全員参加するような、良い職場です。淡々と紙面を作るこの職種だって、自ら望んで飛び込んだ世界です。

ただ、日記のネタにはならない、という話です。

しかも敵は大きめ「カズンサイズ」。
1日分を埋めるには、結構なネタが必要です。

仕事のスケジュールを記入して、面白みがないながらも「わー、この日退社時間12時だって~ウケる~笑」みたいな振り返りができるようにしようかな、と思ったこともありました。
常にその日のページを開いたまま、デスク横に置き、スケジュール(細かい〆切時間とか)を書き込むぞ!とスタンバイ。
結果、上へ上へと原稿が詰み上がり、スケジュールを書き込むどころか「なんかもう邪魔!!仕舞おう!!」という始末。

その後、緩急を付けながらも、8月頃まで残業の日々が地味に続きました。
休日や、残業がほとんどなく帰れた日は日記をつけるチャンス!……かと思いきや「よぉ~し、今日こそ○○するぞぉ!!」と日記のことなどどこ吹く風。
人間の心理はバネのようなもので、押さえつけられれば付けられただけ、はっちゃける原動力に変わるわけです。

そしてあっという間に肉まんの季節。

その頃には、ほぼ日手帳、かわいそうに、その大きな背中のポケットや内側に
「あそこへ行った時の日記、いつか書こう(入場券」
「この映画の感想、いつか書こう(半券」
「紅葉良かった、いつか書こう(地図」などなどなど。
「いつか書こう」を合言葉に、とりあえずとっておきたい思い出の紙モノを、どんどん挟み込まれていきぱんぱんにふくれあがってしまいました。


そして年末休みになり、そんなかわいそうなほぼ日手帳を手に取り、がんばって書いた最初の3ヶ月の思い出と、四月からの雪のように真っ白な中身、そしてもはや日付が定かでなく、もうどう書いたらいいのかわからない大量の思い出の紙モノを必死に拾い集め(バサバサと落下した)ながら、今まで気がつかなかった自らの性格を自覚したのでした。

自分には「高い金払ったんだから、がんばろう」は通用しないのだということを。





P.S.「ほぼ日手帳」「カズン」検索でここを読んでしまわれた方、前途洋々な明るい未来への展望に水をさすような記事で誠に申し訳ありません(;´▽`A`` あなたに購入されたほぼ日手帳が、内容ぎっしり2013年はこう生きた!という記憶でいっぱいの「幸せなほぼ日手帳」になるよう、お祈り申し上げております。

またよろしくおねがいしますm(..)m