イタリアプチ留学3週間
授業のない週末を利用して、各地へ小旅行にいってきました。
イタリアは、交通網が日本並に発達しているので、移動が楽チン。
(電車が2時間以上遅れたりすることもありますが笑)
ボローニャからベネチアまでは、約1時間半ほど。
チケットも、変更可のチケットでも40ユーロくらいだったので、
利用しやすいのも大きなメリットですよね
さて、前回に引き続き ベネチアビエンナーレ より。
今年のテーマは「Free Space」というお題。
この内容をどのように捉えるかで、各パビリオンや
建築家によって作品の形態が大きく異なる、
興味深い展示でした。
いくつか興味を惹かれた物を紹介します。
オランダ館
オランダの国家の色であるオレンジの棚につつまれた室内。
扉を開けると、それぞれの作家さんが考える
「フリースペース」について展示がありました。
扉は閉じたままでもよいし、開いたままにしてもよいし、
開いた先に展示がある場合、そうじゃない場合、
違う部屋につながっている場合とさまざま。
JョンレノンとOノヨーコのあの部屋を彷彿とさせる部屋もあり。
何がフリースペースなんだろ??って考えながら、
展示を鑑賞?観察?していました。脳みそにいい刺激!
パビリオン間のフリースペースより。
各パビリオン間がちょうどいい距離感なんですよね。
そしてベンチやパブリックアートがあったり。
等間隔に並んでいるゴミ箱も個人的に好き。
メイン館
エントランスはいってすぐの吹き抜けの天井画が素晴らしい(語彙力
イタリアといえば、ルネサンス絵画の宝庫であるのですが、
こういった、アール・ヌーヴォーの流れをくむ作品、
象徴主義的な絵画があることはとても新鮮でした。
メイン館の円形の窓より運河を望む
この窓から思い出したのは、イタリアの建築家カルロ・スカルパ。
https://www.tjapan.jp/design_and_interiors/17201280/p3
(カルロ・スカルパはビエンナーレ会場では、「ベネズエラ館」を設計していますが、
この窓がブリオンベガにつながるのかどうかまでは調べられず。
)
展示をみていく中で突然この窓が現れて、
場面が切り替わる感覚がありました。
窓をつかって風景を切り取るのも楽しいです![]()
ベネチア、どこを切り取っても絵になります。
逆にどうやって切り取ると、絵として楽しいか。
そんなことを考えながらシャッターを切っていました







