「不注意」の症状は
注意欠陥多動性障害(ADHD)に
強く生じる症状。
自閉症スペクトラムや学習障害(LD)の
お子さんにも見られます。
「不注意」の対応についてシリーズで紹介、
症状を目立たなくする方法をお伝えします。
最終回は「選択的注意」です。
◆ 発達障害・グレーゾーンの「不注意」の子、いつも探し物してませんか?
発達障害・グレーゾーンの
「不注意」の対応を、
全4回のシリーズでお伝えしています。
今日は最終回「選択的注意」です。
前回までのシリーズはこちらです。
まだの方はぜひ読んでくださいね!![]()
発達障害・グレーゾーンで、
「不注意」として、
ひとまとめにされている特性は
たくさんあります。
しかし、
そのメカニズムは微妙に違うので
対応はひとまとめにはできません。
そこで、
今日のテーマは「探し物」に
フォーカスしてみましょう!![]()
不注意傾向があるお子さんたちは、
「忘れ物・なくし物」が多いですね。
もちろん、
そこには片付けが上手にできない特性も
重なっているのですが、
結果的に「あれ〜?どこにやったっけ〜?」
といつも探し物をしています。
つまり、持ち物の管理が下手なんです。
「お母さん、○○どこかに動かした〜?」
「いやいや、知りませんけど」
というやり取りも多いですよね。
実は、
子どもが「無い無い」と言っているけれど、
一緒に探してみたらすぐに見つかった!
ということはありませんか?![]()
・探しているのに、見つからない
・探しているのに、
見つかるまでに時間がかかる
・一人では探し出せない
これが「不注意」のポイントです!
「探す」という行為に必要な注意力を、
専門用語では「選択的注意」と呼びます。
不注意傾向があると、
この選択的注意が苦手になりやすいんです!
どんな影響があるのかお伝えしていきます。
◆「選択的注意」ってどんな時に必要なの?
「選択的注意」って、
聞きなれない言葉ですよね。
私たちは、常に複数のものに
注意を払っているのですが、
必要なものへ向けている注意力だけを
高めることです。
お伝えした内容ですね。
これって、勉強するときには
周囲の雑音への注意を低くして、
先生の話への注意を高くする、
というように発揮される能力なんです。
この例は「聴覚」の選択的注意です。
実は、日常生活では
「視覚」の選択的注意も必要ですが、
代表はやっぱり「探し物」です。![]()
「無い無い」って言ってるから
一緒に探したら
「いやいや、目の前にあるじゃん!!」
ってことも多いはず。
視野の中に入っているはずなのに、
1つ1つの物への注意が高くないので、
探し物がそこにあることに気づけない。
・洗濯物から、着たい服が見つからない
・おもちゃ箱から、
遊びたいおもちゃを見つけられない
・ランドセルから、お便りが取り出せない
・本棚から、必要な本が見つけられない
・路線図から、目当ての駅が見つけられない
・パソコンで、必要なファイルが見からない
などなど、「探す」という行為は、
日常生活の中で案外多いのです。
探す行為のたびに
・時間がかかる
・探せないから、物をさらに散らかす
・周りの人に探し物を頼む
結構まわりの人は大変なんですよね。![]()
さて、「視覚」の選択的注意は、
勉強する際にもすご〜く関係します!
選択的注意が苦手な子は、
プリントや教科書の紙面上で
必要な情報を探すのに時間がかかるんです!
私たちはなにげなく、
「プリントの○○見て〜」と指示を出します。
でも探し出すのが遅いので、
見つけたときには周りは先へ進んでいて、
その間の説明を聞き逃しちゃっている
こともあるんです。
テストのときにも関係します。
小学校までは、
テストの問題用紙と回答用紙は
分かれていませんよね。
でも学年が上がって、
問題用紙と回答用紙が分かれてしまうと、
問題をといて「わかったぞ!」と思って、
回答用紙に視線をうつすと
「書く場所はどこかな〜?」と探す。![]()
その間に…
・答えを忘れる
・答えを書き間違える
・回答欄を間違える
のトリプルパンチ!![]()
選択的注意が苦手なことで、
日常生活や勉強で思うような
テンポで進めないことが、
たくさんあるんです。
マークシートも要注意なんですよね。
◆ 探し物上手になれる!脳を発達させる4つの方法
探し物上手になっておくと、
日常生活や学習がテンポアップでき、
うっかりミスも減りやすくなります!
注目すべきものへの注意力を、
選択的に高めることができると、
集中力アップにも繋がっていきます。
そのための対応をご紹介しますね!![]()
(年齢に合わせて実施して見てくださいね)
◆方法1 知育プリントや論理パズル
市販の知育プリントや、
論理パズルなどは、
選択的注意を高める遊びとして有効です。
例えば「点つなぎ」。
紙面上に数字がたくさん書いてあり、
順番通りに数字を線で繋いでいくと
絵が完成する定番の遊びですね。
この遊びをするときには、
「1」を探し出すときからが勝負!
毎回時間を測って、時間短縮を狙うことが
大切です。
その他にも、
文字探し(文字が行列状に並んでいて、
縦横斜めで特定の単語を探す遊び)や
数独などの遊びが役立ちます。![]()
◆方法2 地図や路線図で遊ぶ
発達障害・グレーゾーンに方には、
電車や乗り物好きが多いですよね。
そういった好きな素材を使って遊ぶのも、
注意力のトレーニングになります。
広〜い紙面(路線図や地図など)から、
特定の駅や地名を探すとか、
どっちが早く探せるか勝負!…とか、
そんな感じでも大丈夫。
興味があるものなら、
注意力が高まりやすいので、
初期におすすめの取り組みです。
◆方法3 本で特定の文字を探す
昔「ウォーリーを探せ!」という絵本が
流行りましたが、
これも不注意トレーニングに最適の教材です!
ウォーリーが手に入らなくても、
読み聞かせをしながら、
特定の絵を探すように指示するといいです。
年齢が上がったら、本を開いて、
その見開きページの中から
「す」という文字を全部探す。
という遊びを取り入れてもいいでしょう。
コピーをして、
文字に丸をつけさせると
より力がついてきますよ!![]()
・目標タイム内に終わったか
・漏れがないかどうか
が、振り返りのポイントになります!
◆方法4 片付け過ぎない
洋服や文具、身の回りの雑貨など、
不注意の子の周りは片付いていなくて、
ついつい片付けちゃうお母さんも
多いと思います。
ところが、
子どもの記憶は大人ほど発達していません。
もし、物をしまい込んでしまうと、
不注意のお子さんの場合は、
自力で探し出せないことがあります。
引き出しの中に入れてしまうと、
目当ての物がどこにあるのか見えないので、
探すことを諦めてしまう。
または、そんな物を持っていることを
忘れてしまうこともあります。
例えば「これどうしても買って!」と
ねだられて買ったTシャツなのに、
まったく着ない!高かったのに〜!
もう〜!メラメラ〜!![]()
ということがあっても、
Tシャツをタンスの引き出しの中に
しまっているので、Tシャツが見えていない。
こんな状況だと、
Tシャツへの意識がなくなってる可能性も
あるんです。
ですから、見せる収納を工夫して、
自分で見て探せる環境を作っておくことも
大切なのです!
そして、この選択的注意。
老化によっても衰えやすい能力の
1つなんです!
・なんだか最近探し物をしている
・動作がゆっくりになってきた
・思い出しにくい
そんな兆候があるなら、
ご家族もお子さんと一緒に実践するのも
おすすめですよ!![]()
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吉野加容子
発達科学コミュニケーショントレーナー
学術博士、臨床発達心理士


