子どもと話すとき、

使う言葉について意識していますか?

相手に伝わる言葉を使うことの重要性は、

脳科学実験の結果からも示されています。

 

発達障害の子どもとのコミュニケーションでは

特に、子どもが理解できる言葉を使うように

心がけてみてくださいね。

 

コミュニケーションは子どもに分かりやすい言葉選びが大事?

 

 

人に話しかけるときの言葉選びって重要

ですよね。

 

 

子どもを叱るときに

ヒートアップしてつい難しい言葉を

使ってしまったり。

仕事相手にナメられたくないと思ったら

ちょっと専門的な言葉を使いたくなったり。

 

 

「わかりやすさって重要。」

それは分かっているけど、

なぜ分かりやすい言葉選びが大事なのか?

 

 

 

今日は脳の実験結果をご紹介します。

 

 

 

 

脳科学実験の結果から分かった子どもとのコミュニケーションの取り方

 

 

 

これは、私が以前行った脳科学実験の結果です。

 

 

健康な大人を対象に、

意味がわからない言葉(図中:青)と、

意味がわかる言葉(図中:赤)とを

聞かせたときの脳の働きを示しています。

 

 

図に矢印がついている脳の場所は、

言葉の理解を担当している部位です。

 

 

その部位に、近赤外線という光を

頭皮上から照射して得られる

データに特別な演算を施すと、

「脳がどれだけ酸素を使ったか?」

を知ることができます。

 

 

脳が働くときには必ず酸素を使います。

だから、酸素が消費されたかどうかを

モニターすれば、脳が働いたかどうか?

と正確に知ることができるんです。

 

 

そうすると、

意味がわからない言葉を聞いても脳は働かず、

意味がわかる言葉を聞いたときに脳が働く

様子を画像化して見ることができました。

 

 

ここから分かることは

「相手に伝えたいときには、

相手が分かる平易な言葉で話さなければダメ」

ということです。

 

 

意味が分からない言葉は、

脳で処理されずスルーされてしまうから

です。

 

 

集団で理解できない発達障害の子どもには1対1のフォローを

 

 

実は、実験をする前は、

わからない言葉を聞いた方が

「脳が反応するのではないか?」

という仮説を持っていました。

 

 

でも結果は真逆

確かに、前頭葉という別の場所では

少し血流が上がるのですが

やっぱり酸素は使われませんでした。

 

 

つまり、

子どもが分かる言葉を選んで話したり、

分かるように言い換えて話したりすることの

積み重ねが子どもの理解力を育んでいる

ということ。

 

 

子どもへの話しかけを、

子どもが全て理解できたら子どもは

どんどん賢くなります。

家庭では子どもと1対1で話せますから、

思ったよりも難しいことではないかも

しれません。

 

 

でも、複数の子どもに一度に話しかける

学校や塾や園、兄弟の多い家庭などは、

発達障害やパステル(グレーゾーン)の子、

一人ひとりにフィットした言葉を

選択するのは難しいことです。

 

 

でもだからこそ、

少々面倒でも個別に声をかけることが

子どもの理解を引き出すには有効です。

発達が遅れ気味で、

学校の授業についていけない子どもには、

家庭で1対1で教え直すことが

必要になるでしょう。

 

 

それでも追いつかなければ、

特別支援の教育の場で、

少人数で対応した方が子どもが伸びる例も

たくさんあります。

 

 

いくら話しても、

脳が働かなければ子どもには届きません。

 

 

口が達者な子どもには、

大人に話すように話してしまいがちです。

しかし「喋っているほどには分かってない」

というスタンスで、

発達が心配なお子さんには特に

易しい言葉で丁寧に話すのが鉄則です。

 

 

 

 

子どもとのコミュニケーションでは、難しい内容ほど易しい言葉で話す

 

 

以前、テレビのディレクターと

お話させていただいたのですが、

「中学生に分かるように全ての番組を

 作ります」と仰っていました。

(もちろん、大人向けの番組制作の方です。)

 

 

またビジネスに長けた方々は、口を揃えて

「小6でも分かるように説明する」

と仰います。

 

 

実際、分かりやすい話は好まれます。

理解しやすければ思考しやすいからです。

 

 

子どもも同じ。

難しいことを平易に話すことは、

大人側も頭を使いますが、

子どもを賢く育てるためには欠かせません。

 

 

ちなみに、

冒頭の分かる言葉・わからない言葉を

区別した実験では、

「聞いたことがあるけれども、

 意味がはっきりと分からない言葉」も

「分からない言葉」を聞いたときと

同じように脳が働きませんでした。

 

 

よく使っている言葉だからと言って、

子どもがピンと来ていなければ、

やっぱりスルーしてしまうので

注意が必要ですね。

 

 

----- 出典論文(冒頭の実験) Kayoko Yoshino and Toshinori Kato;

Vector-based phase classification of initial dips during word listening using

near-infrared spectroscopy. NeuroReport 2012, 23:947–951 (PDF)

 

 

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吉野加容子

発達科学コミュニケーショントレーナー

学術博士、臨床発達心理士