平成大家族  中島京子著  集英社文庫

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ブロ友紅葉さんがこの本を紹介されていたので
久しぶりに誰も殺されない小説を読みました(笑)

72歳の元歯科医・緋田龍太郎が妻の春子、妻の母のタケ、ひきこもりの長男克郎と暮らす家に、事業が失敗した長女逸子の一家3人、離婚した妊婦の次女友恵が同居することに。にわか大家族になった緋田家の明日は・・・!?家族それぞれの目線から語られる、それぞれの事情。(Amazonの内容紹介より)

重く書けばいくらでも重く書けそうなテーマを
テンポ良く明るく仕上げている感じは・・・・・
アレ、何かを連想するな~と思ったら、
CMにあった「サザエさん一家」の大人バージョンの面々達。

♪あるうひ、あるうひ、もりのっなっかっ、もりのっなっかっ、
くまさっんにっ、くまさっんにっ、でああった、でああった♪

と歌いながら一軒の家に全員が入って場面が想像できま~す(*^。^*)

介護にかかわる者としては
春子の「『要介護1』になるか、『要支援2』になるかの、瀬戸際なのよ。」
というセリフに大受けしました!
その通りなんですよ~。

作者は何でこんな各年代の悩みを知っているんでしょうね。
オススメです。