plumです。

 

53歳、主婦。

 

虚弱体質だったわたしの、幼少期からの半世紀を書いています。

 
 
 

 

 

 

 

友人たちとの旅行の道中で寄ったスーパー内で、ちょっと気分が悪くなったわたし。

 

友人の一人が一応付き添って、隣を一緒に歩き、駐車場に停めた車まで行ってくれることになりました。

 

 

そんな、付き添いまでは必要ないよ。。。

 

 

と思っていましたが、

 

ちょうどスーパーの出口の自動ドアを出るあたりで、だんだん目の前が暗くなってきました。

 

 

「大丈夫大丈夫」と言いながら、わたしがどんどん友人にもたれかかっていくので、友人もマズイと思い始めたのか

 

「ちょっと、大丈夫?歩ける?」

 

声がちょっと焦っていました。

 

 

「うぅ、、前が見えない。。。」

 

 

このころには完全に友人の腕にもたれかかり、目の前の景色は見えておらず、友人を頼りになんとか歩いている状態。

 

 

「もうちょっとで車に着くから、車の中で横になればいいよ」

 

友人が励ましながらなんとか車にたどり着いたのですが、、、

 

 

この時、運転していた友達の婚約者は、買い物は女たちに任せて自分はスーパーの一角にあるゲーセンに行っていたのです。

 

その男性が車のカギを持っているため、車が開けられない。

 

 

友人が「げっ、鍵開いてないし、、ちょっとその男性を呼んでくるから、それまでここで一人で待っていられる?」

 

 

「・・・大丈夫ガーン

 

 

そう答えるしかなく、真夏の駐車場のアスファルトの上に、ヘナヘナとしゃがみこんで待つことに。

 

 

が、起立性低血圧のこの症状が出てしまうと、もうとにかく

 

 

できるだけ頭を低くしたい

 

 

のです。

 

 

初めは縁石の上に座っていたのですが、友人たちが戻ってくるまで耐えられず、そのままアスファルトの上にゴロンと横になってしまいました。

 

 

戻ってきた男性はその姿に仰天し

 

 

「ちょ、plumちゃんアセアセ 大丈夫!? ゴメンね、すぐ鍵開けるから!」

 

 

ハイエースみたいなワゴン車の後部座席に、這うようにして乗り込み、そこから別荘に着くまでの間はひたすら横になって寝ているしかありませんでした。

 

 

 

寝不足な上に遠出

 

自分の頭を働かせずに、ただボーっと立っている

 

 

この条件が揃うと発症する「起立性低血圧」

 

 

ただ、このころのわたしはわかっていました。

 

 

とにかく回復する方法は

 

 

頭を体と平行に保つしかない

 

 

ということが。