plumです。

 

53歳、主婦。

 

虚弱体質だったわたしの、幼少期からの半世紀を書いています。

 

 

 

 

 

 

手術室からストレッチャーで、往路の逆をまたガラガラと運び出されている途中、待合室でずっと待っていた母に

 

「終わったのね?」

 

と、心配そうに声を掛けられましたが、その時のわたしは

 

 

トイレ、

 

トイレ、

 

早くトイレ行かせてくれーー

 

 

しか頭にありませんでした。

 

ストレッチャーが病室に向かっている途中、

 

「ベッドではなくトイレに直行してくれー」

 

と言いましたがスルーされました。

 

 

当然、ベッドに移った瞬間に

 

「トイレ行きますっ」

 

と、部屋から出て5メートルくらいのところにあるトイレに向かおうとしたところ、看護師さんが

 

 

「ポータブルトイレを持ってきますから」

 

 

と。

 

 

「ポータブルなんていらない、自分でトイレ行きますから!」

 

というと、また怒られ

 

「ダメです!持ってきますから待っててくださいムキー

 

 

手術が終わったのになんでトイレに立ってはいけないのかわからないわたしは(全身麻酔じゃないし)それを振り切って自分でトイレに行こうとしてバッと起き上がったら

 

 

フラ~~っガーン

 

 

起き上がれませんでした。。。。

 

 

局部麻酔とはいえ、あれだけの手術をするためには相当量な麻酔を打たれているのと、たぶんその前にお尻に打たれた鎮静剤の影響なのでしょう。

 

看護師さんのいうとおり、手術直後に立ってトイレに行くというのは不可能なことなのだとわかりました。

 

 

観念してポータブルトイレですることにして、やっと我慢から解放される!

 

 

と、心底安堵して排尿しようとしたのですが、

 

 

 

どういうわけか出ない

 

 

あんなに強い尿意だったのに、尿意を限界以上に我慢しすぎると、逆に出なくなるんですね。

 

のちのち知りましたが、あまりに我慢する時間が長いと、尿は勝手に体内に吸収される?ようです。医学はわからないのでうろ覚えの知識ですが。

 

それっていかにも体に悪そう。。。

 

 

あまり出なかったので、予想していたよりもスッキリはしませんでしたが、とりあえずやっと落ち着ける状況にはなりました。