plumです。
53歳、主婦。
虚弱体質だったわたしの、幼少期からの半世紀を書いています。
局部麻酔で始まった親知らず3本抜歯手術。
下の2本を終えるだけでも、骨を削っての大掛かりなものですが、この時点でちょうど1時間経過。一本に30分ずつかかったことになります。
「さて、いよいよ最後の左上の抜歯に入るね」
執刀医が高らかに宣言します。
実はこの『本命』ともいえる左上のおかしな位置にある親知らずを抜歯するにあたり、事前に言われていたことがあります。
「本来の親知らずは一番奥の歯のさらに奥に生えているものだが、今回のは奥歯の上に位置していることから、通常の口からでは届かない可能性が高い。その場合、上唇を切ってベロ~ンと上に唇を剥いだような形、蓄膿症の手術と同じ手法になる」
上唇の付け根を切ってベロンと剥ぐ。。。
聞いているだけで痛い
しかし「嫌です」というわけにもいかず、もうどうにでもなれ、と任せるしかありませんでした。
麻酔が効いているとはいえ、上唇の根元を切るのか、、痛そうだなぁ、、、と思いつつ、依然として『まな板の上の鯉』状態のわたし。
すると、執刀医の声が。
「なんとか口の側からいけそう!上唇切らなくて済みそうだよ!」
えっ
よかった。。。唯一の心配だった「上唇を切る」がなくなって、若干気が楽になったわたし。
しかし。。。。
始まってみると、気が楽になったのはほんとうに「若干」だったということを思い知らされるのでした。。。