plumです。

 

53歳、主婦。

 

虚弱体質だった幼少期からの半世紀を記しています。

 
 
 

 

 

 

 

卒演の約一か月前にひとりでいった東京で、卒演の衣装にいいかも?という服を見つけました。

 

 

周りに並んでいる服をみても、どうみても「ディスコに着ていく遊び服」だったのですが、わたしが目をつけたのは、

 

 

超短い長袖ワンピース

 

 

でした。

 

いわゆる「ボディコン(死語)」

 

ってやつです。

 

暗めの赤色、ピターっとしてて、すべてに同じ赤色のフリンジがついている。

 

丈は

 

お尻がやっと隠れる程度

笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

 

もちろん、卒演の衣装として、そんなパンツが見えるものを着るわけにはいかないので、下に「スパッツ(死語)」をはく前提です。今でいうレギンスね。

 

 

ソロの演奏会というのは、たとえば声楽やフルートなどの管楽器は、完全に花嫁衣裳みたいなふわふわドレスを着る人がほとんどです。

 

しかし、打楽器ってどんな衣装を着ればいいんだ?

 

先輩もいないし、まったく想像がつきませんでした。

 

 

何十もの楽器の間をすり抜けて移動しながら叩くので、当然そんなフワフワ、ヒラヒラな衣装なんて着るわけにはいきません。そんなのを着たらあらゆるスタンドのネジに引っかかって、楽器を倒してしまう。

 

なるべくシンプル、スッキリ。でもただの地味ではない。

 

このバランスは難しいが、そのフリンジボディコンは、なかなか条件を満たしていると思いました。

 

 

よし!

 

 

決断して、卒演にはこれを着よう!と、買って帰りました。

 

 

ただ、ひとつ問題が、、、

 

 

この衣装、襟ぐりがすごく開いていたのです。

 

わたしは極細の体型で、特に上半身が細く、肩幅が異様に狭い。

 

どうみても肩の片一方が出てしまうのではないかというほど開いている。

衣装のことを気にしながら演奏しなきゃならなくなるのは避けないと、、、

 

 

母に相談してみました。

 

 

母は「う~ん、打楽器の衣装としてはいいと思うけど、確かに襟ぐりが開きすぎてるわねぇ、、」とかなり思案した挙句、自分のクローゼットのある二階へ上がっていき、しばらくゴソゴソやっていました。

 

しばらくすると

 

 

「これ!これを衣装に縫い付けてあげる!」

 

 

見ると、黒いレースにスパンコールのついた「付け襟」とでもいうのか、不思議な物体を手にしていました。

 

母が誰かからもらったけれど、どう使っていいかわからず、ずっとタンスに眠っていた代物だそうで。

 

セーラー服の襟部分だけ、みたいな形で、本来ならばセーラー服のように肩に乗せるように身に着けるもののようですが、それを逆向きにして、まるでよだれかけのように縫い付ける←表現笑い泣き

 

 

母が根気よくそれをチクチクと縫い付けてくれ、見事、襟元がカバーできる服になりました。

 

 

ちょっと

 

 

エリマキトカゲ!?ヘビ

 

 

な感じでしたが、スパンコールの華やかさも加わり、なかなか上出来な衣装となりました。