plumです。

 

52歳、主婦。

 

虚弱体質だった幼少期からの半世紀を記しています。

 
 
 

 

 

 
 
いよいよやってきた、免停講習一日目。
 
場所は、ふつうに免許更新する運転免許試験場ですが、違反者が向かうのは、いつも更新のために行く建物とは別棟の教室です。
 
この建物には初めて入るなぁ、、、
 
と思いながら、指定された教室へ。
 
 
一日目の受講者は30人くらい。
 
中規模な教室です。
 
ざっと眺めると、女子はわたしともう一人しかいない(;'∀')
 
 
皆、知り合い同士ではないからおしゃべりをするわけでもなく、現代のようにスマホなんかもない時代なので、みんなふてくされたような表情で黙って座って教官がくるのを待っていました。
 
 
教官が入ってきて、まず言いました。
 
 
「今日は女性が二人ですね。その女性同士は隣に座ってください」
 
 
離れたところにいた、自分以外の唯一の女性と隣同士の席になるように言われ、二人一組みたいな感じで講習を受けることに。
 
 
初めに教官が「今日一日の流れ」を説明します。
 
「午前中に1,2時間目。午後が3,4,5時間目です。2時間目が終わったら昼休みになりますが、このあたりは昼食を食べるお店などがありませんので、お弁当を持ってきていない人は、1時間目終わりの休憩までに売店にお弁当を注文してください」
 
この当時、この運転試験場の周りには本当になんにもなく、コンビニ一件もありませんでした。
 
わたしはそれを見越しておにぎりを持参しており、隣の女性はパンを買って来ていましたが、その他の男性陣は全員そんな用意はしてきておらず、1時間目が終わったらみんな売店にお弁当注文に走っていました。
 
 
隣の席になったこともあり、その女性とはポツポツ話して仲良くなりました。
 
その女性の違反は「120日免停」・・・上には上がいる笑い泣き
わたしのような「スピード違反一発免停」ではなく、この女性は「無灯火」とか「路上駐車」とか、小さな点数のが数多く積み重なったもので、数が多いほうが免停期間が長くなるのかな?と思いました。
 
昼休みになりました。
 
ここで食べるようにと言われた場所へ移動すると、部屋の真ん中に長机が二つくらいくっついて置いてあり、その上に
 
 
金色の大きなアルミやかんが2個
 
デン!と置かれていました。
 
どうやらお茶だけはサービスしてくれるようです。
 
各自、その金色のやかんからお茶をついで、黙って飲んで食べて、ほとんどの人がその後タバコを吸っていました。
 
わたしとその女性だけが廊下のベンチでペチャクチャ喋りながら盛り上がっていました。
 
その女性はバスガイドさんだったことから、
 
名古屋から行ける、いい温泉とかありませんかね~?
 
とわたしが聞くと
 
「温泉なら○○湯がいいよ!あの宿が一番!」
 
などと教えてくれました。
 
このバスガイドさんのお陰で、リラックスして講習を受けられました。