plumです。

 

52歳、主婦。

 

現在はフラワー商品の製作、販売をしています。

 

 

 

 

 

 

 

大晦日らしく、本日の話題は年賀状

 

 

ずーーーっと前、独身のころから思っていたのが、

 

 

年賀状って、いつから『家族単位』になったの?

 

ってこと。

 

例えば鈴木花子さんが独身の時は、差出人の名は

 

住所、鈴木花子

 

と個人名で届きますが、結婚すると

 

住所、山田太郎、花子(旧姓 鈴木)

 

と夫婦連名に。さらに子供が生まれると

 

住所、山田太郎、花子、次郎、花代

 

と、子供の名前も加わって、その後は近況報告に添えられる文章も

 

「次郎はサッカー部でがんばってます!」

「花代はバレエの発表会がんばりました!」

 

などという、たんなる子供の成長報告になる。

 

 

わたしは両親の影響で「家族ができたら個がなくなる」ことにすごい違和感を感じていました。

 

 

わたしが10代や20代のころ、今のようなメールやラインなどなかったので、年賀状はもう絶対に書かなければならないというくらいの必須の風習でした。

 

父も母も、それぞれ書くわけですが、その頃はすべて手書きしていたため、どうにも自分の住所を一枚一枚書くのが大変だということになり、まずは両親は

 

住所、氏名、電話番号を記したハンコを作る

 

ことにしました。

 

これだと自分の住所を一枚ずつ書かなくてよくなり、ハンコを押すだけで済むので。

 

そのハンコを作るときは当然のように、父母の連名ではなく

 

住所 山田太郎

住所 山田花子

 

と、それぞれ別に一つずつ作っていました。

 

そのうち、挨拶面のイラストなどを郵便局に発注して印刷してもらうシステムが出てきて、家族3人でこれを頼もうということに。

 

その際、干支などのイラストの一番下に、我が家の住所、電話番号だけを印刷してもらい、その下を空白にしておいて、その空白に各自、

 

山田太郎

 

と、手書きで名前だけ書くスタイルになりました。

 

夫婦が同業者で共通の知人がほとんど、という場合ならともかく、父と母では仕事で関わる人が全然違うので、これがすごく自然でした。

母の仕事仲間や生徒さんに対して「山田太郎、花子」と、母の夫の名前で年賀状をもらっても、もらったほうからすれば

 

「いや、花子さんの夫なんて会ったこともないし、、、」

 

になるし、仕事で付き合いがあるわけでもないのになんで?と、思うだろうということでこのスタイルだったわけですが、圧倒的に

 

家族全員連名

 

が多いですよね。

 

わたしは自分が結婚してからも、結婚初年度だけは苗字の変更を知らせる意味でも結婚式の写真付き、夫との連名にしましたが、2年目以降は全部自分の名前オンリーで出しています。写真は載せずにイラストのみ。

親戚だけは連名のほうがしっくりきますが、年賀状を出す相手って、圧倒的に友人知人、昔の恩師などが多いですから、相手にしてみたらわたしの夫なんて「まったく知らない人」ですから。

 

 

写真付き年賀状の是非はあちこちで書かれているので、今回は深く言及しませんが、見知らぬ赤ん坊のドアップ写真がデーンと乗ったハガキが届くと

 

ハテ?赤ん坊の知り合いなんていないけど??

 

という気分にはなります。嫌な気分にまではなりませんが、心の中で

 

0歳の子供がわたしに「今年もよろしく」って思ってるはずないだろ

 

とは思います。

 

 

これについては赤ん坊写真が話題となる20代30代界隈の話だけではなく、シニア界はシニア界であるんですよね。

 

母が60歳近くなった時、ぼやいていました。

 

 

「もぉ~、この歳になるともらう年賀状のほとんどが、定年になって夫婦で世界じゅう旅行しましたっていう旅行写真のものばっかり」

 

これを聞いたときに笑ってしまったのですが、ほんとうに60代の年賀状って、そんなんばっかなんです。

 

「結婚しました」写真のように、非日常的でキレイなドレス姿の写真ならば「キレイねぇ」と思えるだけよいですが、

 

みんな帽子かぶってスニーカー履いて、動きやすい恰好ということでオシャレな服装ではなく、ウエストポーチしてたりして、じいさんとばあさんがどこかの国の景色の前で並んで写っている写真。

 

その写真年賀状を見ながら

 

「定年になったから夫婦で旅行!とご満悦なのは、きっと夫のほうだけなんだろうなぁ」

 

と想像しますが、これはまた別の話になるので割愛。

 

 

 

年賀状についてこれだけ書いてきてナンですが、わたし自身は5年前から年賀状はやめました。

きっかけは、花の正月ものの発送が一番忙しい時期が、年賀状を書く時期と重なるため、もう無理だと思ったためですが、周りでやめている人が多くなってきたことも理由のひとつです。

お互いにやめるにやめられず、、、になっているならば、どちらかがやめてあげないと。

 

年賀状を出さなければ切れてしまう縁なんて、もともとその程度だってことです。

 

やめてから、ほんとうに気が楽になりました。

 

 

ギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザ

 

 

今年初めから書き始めたこのブログ。

めっちゃ過疎ブログですが、お読みくださっている皆様、ありがとうございます。

 

お正月3,4日はブログ更新お休みしまして、またその後は昔の記録に戻ります。よろしければ読んでやってくださいませ。