plumです。
52歳、主婦。
現在はフラワー商品の製作、販売をしています。
前回『音大生は毎日宴会している』内容を書きましたが、それについてさらに詳しく。
突然ですが、音大生を描いた「のだめカンタービレ」を初めて観たときに、
ほんとうに、この作者は実際の音大生をよく取材しているなぁ
と感心しました。
音楽や将来への不安など、シリアスなことも本当に事実をちゃんと描いているし、もちろん誇張はあるものの、演奏会をやった時の高揚感、うまくいかない時の落ち込み加減など、心情的なものも的確に捉えた秀逸な作品です。
しかしそういった真面目なことだけでなく、とにかく笑いながらも感心したのは
演奏会が終わるたびに、いちいち宴会をしていること
が、そのまま描かれていたことです
「のだめカンタービレ」では、シュトレーゼマンによる「合コン」と表現されていましたが、実際には合コンではなくただの打ち上げ、飲み会です。
特にオケ楽器は大勢でやることなので「親睦」という名のもとに、とにかくしょっちゅう集まってはみんなでダラダラ飲んでいる。
ピアノ科などのソロ楽器はこういう雰囲気ではなく、高級フレンチレストランで少人数でワインを傾ける みたいな、オシャレかつ上品な「お食事会」が多いようですが、我が管打楽器科は間違いなく
居酒屋(;^ω^)
演奏会が終わった後の打ち上げといっては飲み、
学園祭の最中は三日三晩飲み続け、さらに始まる前日に「前夜祭」といっては飲み、
そのうち、なにもなくても「今日は〇〇ちゃん宅で飲み会~」になり、
そうこうしているうちに、同居している家族よりもよっぽど一緒に過ごす時間が長くなる。
そもそも、1期生として入学して最初に教授たちに教え込まれたのが
宴会のやり方
(;^ω^)
教授の官舎に全員集合して、そこで簡単なものを作ってみんなで酒を飲む。
入学したばかりで何をしていいかわからないわたしたちは、酒もほとんど飲めない子ばかりで、みんなで何をしゃべっていいのかもわからず。
それを見た教授たちは顔を見合わせて
「コイツらは全く宴会ができない。これから仕込まなければ!」
との想いを強くしていたとか。
なので、初めてのオケ演奏会の時も、その一か月前から「打ち上げの幹事」が任命されていました。弦、管で一人ずつ、得意そうな子が指名され、当日まで店を決めて予約して、当日は道案内し、、、
知らず知らず、こういう段取り組むのが上手い子が何人も出来上がってゆくのでした。