♪ いちねんせいに なったら
♪ いちねんせいに なったら
♪ ともだちひゃくにん できるかな ♪
誰もが一度は耳にしたことのある、あの懐かしいメロディ。
1966年に生まれた童謡だそうですが、
今聞いても、なんだかワクワクして明るくなります。
今年の春、ピカピカの一年生になった子どもたちも、
入学から一ヶ月。
背負われるているようなランドセル姿も
しだいに板についてきた頃でしょう。
学校、慣れたかな?!
友だち、できたかな?!
それにしても、「友だち100人」って、
改めて考えるとなかなかすごい人数ですよね。
でも、子どもの頃って不思議でした。
「ねぇ、遊ぼう!」
「いいよ!」
たったそれだけで、もう友だち。
一緒にブランコをしたり、砂場でお山を作ったり、
帰り道が同じだったりしたら、
それこそ、もう親友!
「なんか楽しそう」
ただそれだけで、心と心が
すっと近づいた気がします。
けれど、大人になるにつれて、
私たちは少しずつ慎重になります。
「ちゃんと話せるかな」
「変に思われないかな」
「輪の中に入れるかな」
そんなことを考えて、
ついつい周りの様子をうかがってしまうのです。
本当は話してみたいのに、
気づけばいつもの顔ぶれのそばへ。
その安心感も、もちろん大切です。
でも、ときどき思うのです。
もしかしたら、人生を変えるような出会いは、
「いつもの輪」の少し外側にいるのかもしれないな、と。
ほんの少し勇気を出して、
「こんにちは」
と声をかけてみる。
その小さな一歩が、あとから振り返ると、
大きなご縁の始まりだったりするかもしれません。
「親友も恩人も、昔は他人だった」
2015年の新聞広告に載っていた言葉です。
本当に、その通り。
今、心から大切に思っている人も、
最初は名前も知らない「誰か」でした。
たまたま隣に座った。
たまたま同じことで笑った。
たまたま同じタイミングで落ち込んでいた。
そんな小さな偶然が、
少しずつ人と人とを近づけていきます。
ご縁て、不思議ですよね。
人生には、
「なぜこの人と出会ったんだろう」
と思うような出会いがあります。
嬉しかった出会い。
励まされた出会い。
時には、ちょっぴり苦手だった出会いも。
でも、そのどれもが、
今の自分を作ってくれている気がしませんか。
「出会いの数だけ人は成長する。」
作家のたぐちひさとさんの言葉です。
そして、さらに、こう続きます。
「人に好かれたいなら、好かれたいと思わないこと。
好きな人をたくさん作ること」
大人になると、
「嫌われないように」
「ちゃんとしなきゃ」
と、つい頑張りすぎてしまいます。
でも、それって「本来のあなた」?
だんだん心が疲れてしまいますよね。
それより、
「あ、この人素敵だな。」
「もっと話を聞いてみたいな。」
そんなふうに、誰かに興味を持てることのほうが、
ずっと自然であたたかいかもしれません。
人は、「わかってもらえた」と感じた時に、
ふっと心を開くようです。
だから、自分から少しだけ心を開いてみる。
相手の話に耳を傾けてみる。
こういった小さな積み重ねが、
ご縁をゆっくり育てていくのでしょうね。
一緒にいてホッとする人。
自分らしくいられる人。
くだらないことで笑い合える人。
そういう存在は、人生の宝物です。
この世を去る時、
私たちは何を持っていけるでしょう。
お気に入りのバッグでしょうか。
通帳でしょうか。
それとも肩書でしょうか。
きっと最後に心に残るのは、
大切な人たちと過ごした
美しい思い出だけ。
だからこそ、人との出会い一つひとつを
大切に味わいたいものです。
人間は出会うべき人には必ず逢える。
一瞬遅からず、一瞬早からず
<森信三 教育者>
ご縁というものは、本当に不思議です。
必要な時に、必要な人と出会うようになっている。
そんな気がすることがよくあります。
今日すれ違った人。
たまたま隣に座った人。
何気なく言葉を交わした人。
そのような人を、
「景色の一部」や「通りすがりの人」に
しないでくださいね。
もしかしたら、その中に、
未来の親友や恩人がいるかもしれませんよ。
だから今日も、
ほんの少しの微笑みを。
ほんの一言の「ありがとう」を。
それだけで、世界はやさしくなる気がします。
「友だち100人」は、
数のことではないのかもしれません。
一人ひとりとの出会いを大切にすること。
そのご縁を、あたたかく育てていくこと。
そうしているうちに、気づけば心の中には、
数えきれないほどの
優しい思い出が増えていることでしょうね。
どうか、今日という日が、
新しいご縁の始まりになりますように・・・
ふんわりと、やわらかな心で、
一歩外へ出てみませんか。
大丈夫!
きっと素敵な出会いが
あなたを待っていますよ。
今日もお読みいただきありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします