日曜日ですコーヒー

 

前回のブログ記事、久々にアクセス数が飛び抜けて多くなっていました。

子供たちの未来のために、たくさんの方に読んで頂きたい記事ですので、訪問してくださって感謝ですキラキラ

 

Think Global, Shop Localですからねニコニコ


 

さて、今日も教育関係の話題でご紹介するのはコチラのYoutube動画。

 

アメリカ高等教育機関の最高峰、ハーバード・ビジネススクールMBAの授業の一部を見る、というこの上もない動画です。まだ動画の公開から1週間ですが、視聴数が60万回を超えています。

 

日本語字幕はありませんので簡単に内容を説明しますね。

 

授業の冒頭で教授は言います。

「あなた方は世界最大規模の鉱業会社のCEOです。経営者になったつもりで考えてください。とある炭鉱で、1人の労働者が死亡しました。死亡したのはこれが初めてではありません。CEOとして、鉱業をやめますか?それともそのまま続けますか?」

 

教授は学生一人一人の意見やアイデアを聞いていきます。

人間それぞれ考え方や捉え方が違うのは当たり前ですが、それらを吸い出して、最も合理的で納得のいく解決策へと導いていきます。

 

学生たちはハーバード流の授業の手法についてもコメントします。

「自分の意見を説得力をもたせ、コンパクトにしなければ議論に参加できない」

「議論を聞いていると、まるでオーケストラの演奏をしてるよう」

「問題解決のためには、自分の力だけでは太刀打ちできない、他人の意見や知識が必要不可欠だという現実を受け入れること」

 

すると、授業の終盤で教授に質問された一人の学生が答えます。

"I think it's an incredibly challenging quesiton.."

「それは極めて難しい質問ですね。。」

 

そして教授の返しが素晴らしかった!!!

 

"This is what we do!! "

「それに答えるのが私たちの役目なのよ!」

 

それでは動画をご覧ください。

 

 

教授は映像の締めくくりとして言います。

「現在のCEOは、30年前にあなた方が座っている席で学んだのです。彼女の功績で、数え切れない労働者の賃上げや待遇が改善され、より安全な労働環境が整いました。あなた方にも未来を変えるチャンスがあるのです。」

 

字幕屋として、数々の名台詞やインタビュー、ドキュメンタリーのナレーションに触れていますが、この生の授業で出てくる教授の言葉ほどパワフルなものはありません。

 

私たちが生きる激動の時代が求めている人材とは、シンプルで究極な言葉にすれば、Problem Solver(問題解決ができる人材)であるということ。

 

今の時代、そしてこれからの時代が求めるのは、自分で考え、アイデアを出し、人の意見にも耳を傾け、賛成と反対を繰り返しながら、解決策を短時間で見いだす知識や技術、コミュニケーション能力、人間力を備えた人材である、、ということを目の当たりにさせられる動画だと思います。

 

編集された映像を見る限りでは、この教室に日本人の学生は一人も写りません。

仮に授業に参加していたとしても、教授に響く冴えた発言をしていなければ映像として使用されませんからね。

 

こんな世界最高峰の教育機関の教室で、日本人の学生が教授を唸らせる発言をする日が、果たしてやってくるのか?

 

子育て中の親御さんたちにも、説明しながらでも結構ですので、この動画をお子さんと一緒に見て頂いて、夕飯の食卓でお子さんの意見を聞いてみるなど、話題にして頂けるといいな、と思います。

 

字幕屋って、いつもこんな気持ちで仕事をしています。

どうしたら作り手のメッセージが届くのか?その言葉が視聴者の心に響くのか?

 

世界中で感染者が急増するなか、慌ただしい師走に突入します。

どうぞ皆さま、万全の安全対策と思いやりの心で、年末までお過ごしくださいニコニコパー

 

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