コロナウィルスの猛威により、世界中の感染者は70万人を超え、死者数も3万人を超えました。アメリカでの死者数は、わずか数週間で2500人を超えています。
 
注目すべきは、現時点で死者数が最も多いのは、イタリア、スペイン、アメリカなどの先進国だということです。
 
現時点のアメリカでは、感染の爆発が起こっているNY州がホットスポットですが、次のホットスポットはどこなのか?という議論が、感染病の専門家や、メディア上で繰り広げられています。
 
NY州がアメリカで初めてのホットスポットとなった理由は以下の通りです。
 
1)世界の玄関口である。
 
2)人口密度が高い。
 
3)大半の住人が、電車(地下鉄)やバスで通勤、通学をしている。
 
4)住居空間が狭く、家族間の距離が近い。
 
5)マスクをつけるなどの予防習慣が浸透していない。
 
現時点で日本で感染者数が一番多いのは首都圏ですが、これらの理由に、5)以外は該当していることも、首都圏における感染爆発が懸念されている理由だと思います。
 
テキサス州全土においてもジワジワと感染者数が増えていますが、感染の初期段階で学校を休校にし、街全体をシャットダウンした成果により、感染者の増加のスピードを遅めています。医療機関への負荷も、最小限に食い止められていると感じます。
 
現時点では、北ダラス地区の郡単位ではコロナ感染者の入院患者数も少なく、医療機関がパンクしている、というニュースは耳にしません。しかし、感染症対策の医療物資の不足はまだ改善されていないようです。
 
現在のダラス地区は、Stay Home Safe(外出自粛)と Shelter in Place(外出禁止)の命令下に置かれています。
 
医療機関への診療、食料品や生活必需品、医薬品などの最低限の買い物と、家族単位での散歩や自転車、ハイキング、犬の散歩などの目的以外では、外出が禁止されている状況です。
 
人同士の距離を6フィート以内に保てる業種に限り、また飲食店は持ち帰りが可能な店舗のみ、営業が許可されています。
 
もちろん学校も休校中ですので、eLearningと呼ばれる家庭学習で、授業は継続しています。
 
さて、日本の読者さんから、「アメリカではこうした非常時に何をストックしていますか?」というご質問をいただきました。
 
というわけで、我が家のガレージ内の保管棚の写真をお見せします。
いつもはこんなにストックしていませんが、外出禁止により、頻繁に買い物ができないこと、またアメリカ全土の感染者の急増により、少し余分に保管しています。
 
ご近所で感染などの非常事態に陥った人がいる場合なども、このストックからシェアするつもりです。また、このパンデミックが平和に終結したら、必要な分量以外、孤児院やシングルマザーの支援団体などに寄付する予定です。
 
まずは食品と飲料から。
(ハーパー家は大人2名と子供2名の4人家族です。)
 

 

上段:コスコのTP(トイレットペーパー)、ゴミ袋大の未開封箱、除菌ワイプ、非常用の野菜缶(コーンとグリーンビーン)、アイスティー、スタバのアイスコーヒー

 

中段:スパム缶、ミックスベジタブル缶、ラビオリパスタ缶、パイナップル缶、トマトソース、鳥のむね肉缶、ツナ缶、出前一丁しょうゆ味、おーいお茶のペット

 

下段:白米5ポンド、ペンネパスタ6箱、チーズパスタミックス12箱、お水

 

 


上段:アマゾンブランドのTP(24ロール)、お水2ケース、ティッシュペーパー3箱。

※ティッシュペーパーはあと16箱ネットで注文済みで、現在到着待ちです。

 

下段:非常食の、個包装のクッキー類、チップス類、スナック各種が2ケース。

 

次に、ガレージに設置してあるストック用冷蔵庫の中身です。

 

まずは冷凍庫です。こちらは扉の部分。

 

 

上段:鮭フレーク、カリフラワー、オクラ、ミックスベジタブル、ソーセージ

 

下段:バター、マグロ、鳥のむね肉、パンケーキ

 

 

冷凍庫の本体です。

上段:クリスプポテト、ミックスベジタブル、クロワッサン、牛ミンチ肉、

 

下段:ミートボール、フライドポテト、保冷剤大x3つ

 

奥の方にあるのはコチラ。

 

 

上写真:フィッシュスティック(白身魚のフライ)、チキンナゲット、ミートボール。

 

下写真:クロワッサン、ピザ2種、薄切り豚バラ肉、薄切り牛肉

 

 

そして冷蔵庫です。

 

上段:卵1パック、プレーンヨーグルトx2,シュレッドチーズx4

 

引き出し:ゆで大豆x2、カニカマ

 

下段:オーガニックミルクx5

 

 

こんな感じです!

 

キッチンにあるメインの冷蔵庫には、生鮮野菜と果物、肉類を保管しています。

 

今は、1週間に1度、ALDI(ドイツ系ディスカウント・スーパー)か、アマゾンフレッシュの宅配、店頭ピックアップを利用し、足りないものを買い足しています。

人混みを避ける感染予防のために、店内には絶対に入りません。

 

写真には写っていませんが、感染予防の対策としてストックしているものは以下です。

 

1)使い捨てマスク

2)洗えるマスク

3)使い捨てのゴム手袋

4)ベビーワイプ

5)除菌ワイプ

6)除菌スプレー

7)除菌ジェル

 

字幕翻訳者である私も、ゲーム&デジタルコンテンツのプロデューサーである夫も、ともに自営業者であり、クライアントが命の仕事をしています。感染してしまったらクライアントにも迷惑をかけますので、予防にはかなり神経を使っています。

 

私の場合、集団感染予防のため、ドラマや映画の撮影プロダクションが世界中でストップしており、字幕翻訳などのポストプロダクションの仕事量も少しスピードダウンしています。

 

これは2児を子育て中の私にとってはありがたいことで、家庭学習をする子供たちの面倒を見る時間も、普段よりも生まれています。

 

夫の会社も在宅ワークがメインなので、社員や協力チームの皆さんもそれぞれ在宅メインのライフスタイルを送っており、コロナによる影響はほとんどありません。

 

売り上げも今のところは通常どおりが見込めそうなので、ありがたいことですね。

 

キラキラ海外在住者だけでなく、日本にお住まいの皆さんへキラキラ

 

食料品や必需品を買い占めることなく、また必要以上の不安を避けながらも、自分と家族の感染予防を第一に。

 

NY州のクオモ知事が、昨日の記者会見で話されていた言葉が印象的でした。

 

「非常事態に対応するのでは遅い。非常事態を予測して、回避するために備えることが必要だ。」

 

 

皆さんも、万が一の非常事態に備える心づもりを。