家族4人でLAからダラスへの移住を決め、マイホームをLAからリモートで建てることを決めたハーパー家。はじめての方は、まずはじめにをお読みください。

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現地の不動産エージェントと、電話やメールで下見の相談をスタートしたのが去年の10月頃。

 

まずは、下見に伴うエリア選びです。

 

下見に行くのはサンクスギビングの連休と決めていたので、1か月ほどかけて、訪問する新築ビルダー数社と、内覧する中古物件を絞り込むことに。

 

ビルダーや中古物件は、自分の予算や好みのスタイルさえはっきりしていれば絞り込むのは簡単なのですが、厄介なのはエリアの選定です。

幸か不幸か、北ダラスには似たような条件、価格帯で好立地にある物件が星の数ほどあるからです。まさに、めまいを覚えるほど多いです!

 

不動産エージェントのアドバイスと、自分のリサーチ結果で判明したのが、北ダラス地区で特に人気のエリアは以下の5つ。

 

1)Frisco フリスコ

2)Plano プレイノ(中でもフリスコ学校区)

3)Prosper プロスパー

4)Mckinneyマッキニー(中でもフリスコ学校区)

5)Allen アレン

 

D Magazineよりコリン郡のマップをお借りしました。

 

                     Collin County Map: Courtesy of D Magazine

 

フリスコは地名のアイコンがマップに記載されていませんが、プロスパーより南部、プレイノより北部のエリアはすべてフリスコになります。

 

ご覧のとおり、近年建設された北ダラスのランドマーク施設が、すべてフリスコ近郊に集まっているのが分かるかと思います。

 

不動産価格を最も左右する要素は、Location, location, location...(立地)

 

長期的な売却益を見込んでアメリカで不動産を買うとなれば、経営の安定している優良企業が本社を置き、優秀な人材が出入りすることで人口の増加が見込めるエリアであることが重要です。

 

LAの日系人コミュニティが最も多く住むトーランスなどは、まさにこれと逆の現象が起きていますトヨタ、クボタなどの大企業が離れ、社員を含めた地元住民が他州へ流出し続けていますトーランス市やトーランス学校区の老朽化もさることながら、市の財政赤字は相当なものかと予測できます。

 

我が家がお世話になっているLAの日系歯科医院では、患者の多くがトヨタの移転に伴ってダラスに行ってしまい、急遽ダラス郊外に歯科医院を開業準備中とのことです。

 

そして絶対に外せない条件が、学校区が優秀なこと

(学校区の判断については、別途詳しくその調べ方などをご紹介します)

 

北ダラス一帯は、小規模から大規模まで、あらゆる企業の集まるビジネスコンプレックスと、労働人口が暮らすベッドタウンを見事に融合させた、未来型の都市設計を行っています。

アメリカの他の大都市のように、郊外のベッドタウンから、企業の集まるダウンタウンまでの通勤に、往復2~3時間以上かけなくても、至近距離で経済活動と人々の暮らしが成り立つように計画されています。

 

トヨタ北米本社、富士通、NTTデータなど、大企業が軒を連ねるレガシー地区や、今後巨額の投資によって大規模な開発が予定されているフリスコ西部、プロスパー地区にアクセスが便利か?空港やダウンタウン地区にアクセスするには、利用が必須のトールウェイに近いか?ということも、新居の立地を判断する上で重要なポイントということが分かりました。

 

これらを踏まえ、我が家が5日間の下見に絞り込んだエリアは、フリスコとプロスパーです。

 

トヨタ本社のあるプレイノを候補のエリアとして検討中の方も多いと思いますが、下見をして分かったことは、トヨタのあるレガシー地区は、フリスコとプレイノの市境にあります。

住所はプレイノですが、実質上、ロケーションはほぼフリスコという印象をもちました。

 

また、プレイノの住宅は大半が中古物件で、間取りが現代のライフスタイルには使いづらい、外観が古い、でも価格は高め、など、新築住宅の価格帯と比較した際に、メリットがあまりないことが判明したので候補から外しています。

 

不動産投資として、減価償却を狙った木造中古物件を、賃貸目的として購入される方はプレイノも候補に入れるそうですが、もし私がレントをする立場だったとしても、プレイノには住まないかな。。と思ったからです。

 

続きはダラス下見の準備② ~新築ビルダーの選定~の記事にて。