3日目の朝

お天気はどうかなと

カーテンを開けると

雲海が広がっていました



雲海の向こうは隠れて見えなかったですが日本海です



温泉に入ってから朝食を頂き

白神山地へ向かいました


日本海沿いの道を進み



天気が良ければ北海道が見えるらしいですが、残念ながら薄曇りでした


横には五能線、一度は乗ってみたい絶景スポットを見ながら走り抜ける観覧車列車は
コロナの影響で減便されているためか、その姿を見ることができませんでした


青森といえば太宰治が有名ですが
彼はこのあたりの海岸が気に入っていて、時々利用していた旅館が文学館として残っていました
いつか五所川原の太宰治斜陽館にも行ってみたいです



1時間半程で十二湖の出発点に到着


本来は世界遺産になっている人の手が入っていない白神山地のブナの原生林を散策するはずでしたが、土砂崩れで道路の復旧の見通しが立たないので、1週間ほど前に十二湖散策に変更になりますと連絡が入りました


この日も前日と同じネイチャーガイドさんで、話しが長くて、添乗員さんが飛行機の時間を気にしてやきもきしてみえたかもですが、興味深い話しを色々聞けました











透き通ったコバルトブルーの青池は

底に沈んだ木々まで見えるほどでした



紫外線が当たらないと青くは見えないそうなので、条件が整っていたのはラッキーでした



ブナ林を歩きました


今なら加工して使い道があるブナの木も、昔は水分が多くて売り物にならないということで伐採され、スギやヒノキに植え替えられたそうです

酸性雨を浄化する働きがあり、土壌にしっかり根をおろすので災害も防いでくれます


ブナの実は5~7年ごと不定期に実を付け、今年は大豊作の年
動物たちのエサになっても残るほどで、それが地に落ちてブナの木になり、不作の時は増えすぎた動物たちは自然に淘汰されるという
自然界には不思議な摂理があるようです







昔は鹿児島から北海道まであった
ブナの原生林は
今では白神山地にしか存在せず

それらが失くなったことが
地球温暖化や花粉症など
私達の生活にも影響を及ぼしているのかもしれません


ネイチャーガイドさんのアシスタントの方が、湧水でコーヒーを入れて下さいました




十二湖といっても、実際は大小33の湖沼があるそうです

壺池


今回行けなかったトレッキングコース、いつか行けたらと思いました

津軽平野を車窓から眺めながら
青森空港まで1時間半の道のり




お天気に恵まれ
貴重な自然に触れることができた
3日間でした

日本全都道府県コンプリートまで
あと10県を残すところとなりました

佐渡島がくっきり



北アルプスの稜線まで見えました



長くなりましたが
お読み下さり
ありがとうございました