「シルフィード」キット製作ワンポイント
皆さんおつかれさまです!
PLUM(プラム)宣伝担当Tです。
今回は、「シルフィード」が発売になり、作って頂いた方も多いと思いますが、
再び企画担当Yさん(自分でも作る人)に登場して頂き、製作上のワンポイントを
お話していこうと思います。
宣伝T: では早速、キット製作ワンポイントということですが、どういったかんじで?
企画Y: そうですね~。主に成型の都合上オミットされた部分があるんですが、その部分に手を加えて
みましょう!という感じです。
宣伝T: メーカー自らで、ディテールUP講座ですね(笑)
企画Y: そうです!まずは、下部武装・接続部のダンパー部分なんですが、原型では「おそらく成型で
きない」というのを承知で側面にモールドを入れてたんですが、やはり無理だったので、そこの
再現を行います。現状の凸モールドを一旦削り落して市販パーツを貼るだけなんですけど。
きれいに成型して市販のモールドパーツを貼りつけて完成!
細かいところですが、精密感がぐっと高まります。
企画Y: 次はキャノピー部分です。コックピット内部を作ってしまう強者の登場を期待しつつ、クリアパー
ツの取り付けかたを若干調整します。
宣伝T: ではそんな強者のためにコックピット設定画公開~!!(超レアです)
宣伝T: さて、このクリアパーツですが、イラストをよく見ると、このクリアパーツは真上ではなくほんの少し
だけ前方(斜め)を向いてますねー。
企画Y: そうなんですが、これも成型の都合で垂直になっているので、調整してみます。
ノーマルのキャノピー部品(A3+G1)はこんな感じですが…。
2mmドリルで角度をつけて穴を彫り直します(前方に広げるかんじです)
彫り直したままだと、穴が広がって楕円になりますので。楕円の後ろ部分をパテ等で埋めます。
仕上げたものが右側になります。
で、クリアパーツ(G1)を若干斜めになる様に裏側から接着します。
宣伝T: ドリルとパテを使うなんて、なんか本格的ですね~。
企画Y: じゃ、さらにレベルを上げます。後部メインノズル部分ですが、三角形はどうしても面ごとに分割
せざるをえなかったんですが、いわゆる「つなぎ目消し」とそれに続く塗装を考慮して、垂直翼につ
いている縦の一面をプラ板で作ってしまいます。
宣伝T: ついにプラ板がでてきましたね。
企画Y: こんな感じです。ノズルの面よりちょっとはみ出させる感じではります。側面はあとで隠れるので
テキトーでOK。
宣伝T: プラ板を貼ったあとで、はみ出し部分を成型して仕上げるわけですね。
企画Y: そうです。こんな感じになります(画像左)プラ板を貼ったので、垂直翼にモールド
されている板部分は、ニッパーでバキバキと削り落しておきます(画像右)
修正後はこんな感じになります。
宣伝T: ノズル部分(グレー部品)は、ノーマルと同じく塗装後でも取り付け出来ますね。
企画Y: そうです。さらに垂直翼もあとで接続できるので、一見加工が大変そうですが、実はこの方が楽で
すし、きれいに仕上げ易いですよ。プラ板を使うのは大変、っていう方は、そのまま丁寧につなぎ
目を消す方法でもいいかも知れません。
宣伝T: いずれにしてもノズル部分は別パーツなので外装部分をきれいに処理すればOKですね。
企画Y: ここは僕が無理を言って分割、色分けしてもらったんです!(←前回も言ってます)
宣伝T: それって自慢ですか?まあ、結果的に良くなっていいと思いますが。
企画Y: でしょでしょ!あとは全体的に丁寧に仕上げていけば、カッコいいシルフィードが手に入ります
よ。
宣伝T: あれ、塗装はしないんですか?プラ板とか使ってるんで、成形色を活かした仕上げは無理です
よね…。
企画Y: …たしかに。では塗装編は次回にしましょうか!
宣伝T: そうですね。では塗装も何かワンポイント的なのを盛り込みましょう!!
企画Y: …考えておきま~す。
ということで、「シルフィード」キット作成のためのワンポイントをご紹介してみました。
皆さんも制作の際に参考にしてみてくださいね。
次回(いつか分かりませんが)は塗装編をご紹介予定で~す。
ではでは。
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