「シルフィード」キット製作ワンポイント | プラム・スタッフ ブログ

「シルフィード」キット製作ワンポイント

皆さんおつかれさまです!

PLUM(プラム)宣伝担当Tです。


今回は、「シルフィード」が発売になり、作って頂いた方も多いと思いますが、

再び企画担当Yさん(自分でも作る人)に登場して頂き、製作上のワンポイントを
お話していこうと思います。


宣伝T: では早速、キット製作ワンポイントということですが、どういったかんじで?


企画Y: そうですね~。主に成型の都合上オミットされた部分があるんですが、その部分に手を加えて

      みましょう!という感じです。


宣伝T: メーカー自らで、ディテールUP講座ですね(笑)


企画Y: そうです!まずは、下部武装・接続部のダンパー部分なんですが、原型では「おそらく成型で

      きない」というのを承知で側面にモールドを入れてたんですが、やはり無理だったので、そこの

      再現を行います。現状の凸モールドを一旦削り落して市販パーツを貼るだけなんですけど。


画像と共に説明します。先ずこのパーツ(E24)
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平らにしゃちゃいます。
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きれいに成型して市販のモールドパーツを貼りつけて完成!
細かいところですが、精密感がぐっと高まります。

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企画Y: 次はキャノピー部分です。コックピット内部を作ってしまう強者の登場を期待しつつ、クリアパー  

      ツの取り付けかたを若干調整します。


宣伝T: ではそんな強者のためにコックピット設定画公開~!!(超レアです)


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宣伝T: さて、このクリアパーツですが、イラストをよく見ると、このクリアパーツは真上ではなくほんの少し  

      だけ前方(斜め)を向いてますねー。


企画Y: そうなんですが、これも成型の都合で垂直になっているので、調整してみます。

      ノーマルのキャノピー部品(A3+G1)はこんな感じですが…。
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2mmドリルで角度をつけて穴を彫り直します(前方に広げるかんじです)
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彫り直したままだと、穴が広がって楕円になりますので。楕円の後ろ部分をパテ等で埋めます。

仕上げたものが右側になります。

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で、クリアパーツ(G1)を若干斜めになる様に裏側から接着します。

完成状態が右側ですね。(ノーマルとの違いが分かります?)
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宣伝T: ドリルとパテを使うなんて、なんか本格的ですね~。


企画Y: じゃ、さらにレベルを上げます。後部メインノズル部分ですが、三角形はどうしても面ごとに分割

      せざるをえなかったんですが、いわゆる「つなぎ目消し」とそれに続く塗装を考慮して、垂直翼につ

      いている縦の一面をプラ板で作ってしまいます。


宣伝T: ついにプラ板がでてきましたね。


企画Y: こんな感じです。ノズルの面よりちょっとはみ出させる感じではります。側面はあとで隠れるので
      テキトーでOK。

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宣伝T: プラ板を貼ったあとで、はみ出し部分を成型して仕上げるわけですね。


企画Y: そうです。こんな感じになります(画像左)プラ板を貼ったので、垂直翼にモールド
      されている板部分は、ニッパーでバキバキと削り落しておきます(画像右)

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修正後はこんな感じになります。
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宣伝T: ノズル部分(グレー部品)は、ノーマルと同じく塗装後でも取り付け出来ますね。


企画Y: そうです。さらに垂直翼もあとで接続できるので、一見加工が大変そうですが、実はこの方が楽で   

      すし、きれいに仕上げ易いですよ。プラ板を使うのは大変、っていう方は、そのまま丁寧につなぎ 

      目を消す方法でもいいかも知れません。


宣伝T: いずれにしてもノズル部分は別パーツなので外装部分をきれいに処理すればOKですね。


企画Y: ここは僕が無理を言って分割、色分けしてもらったんです!(←前回も言ってます)


宣伝T: それって自慢ですか?まあ、結果的に良くなっていいと思いますが。


企画Y: でしょでしょ!あとは全体的に丁寧に仕上げていけば、カッコいいシルフィードが手に入ります  

      よ。


宣伝T: あれ、塗装はしないんですか?プラ板とか使ってるんで、成形色を活かした仕上げは無理です

     よね…。


企画Y: …たしかに。では塗装編は次回にしましょうか!


宣伝T: そうですね。では塗装も何かワンポイント的なのを盛り込みましょう!!


企画Y: …考えておきま~す。




ということで、「シルフィード」キット作成のためのワンポイントをご紹介してみました。

皆さんも制作の際に参考にしてみてくださいね。


次回(いつか分かりませんが)は塗装編をご紹介予定で~す。


ではでは。




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