心おきなく 


 死 ねる・・・



 マスターから 戴いた 言の葉 で





 【心おきなく死ぬ】





中々リアルに 受け取ることが出来ず


言葉で エゴで 理解しない為に


受け取って その瞬間 流していた。




色々な出来ごとと直面し 絶望、諦め…



刻一刻と 時間は過ぎ去り


淡々と日々過ごす中




 朝 畑で 土と雑草に向かい合い


バッタと出合い ダンゴ虫と格闘し


蚊に刺されながら


菊イモの剪定をし きゅうりの根っこを引き抜き


自然に生えてきた かぼちゃを剪定し


雑草を引き抜いた所から 姫冬瓜が育っているのを発見し


怖かった 蝉の死骸を見て 怖がらない自分に気付いた…





そして 夕方から お店に行き 主人と交代した。




お店では ブルーロータスのむかごの手入れをし


ツボ草とトゥルシーの葉っぱを摘み 


フレッシュなハーブティーを お気に入りのカップで飲んだ


考えれば 食事を 摂っていなかったが 別によかった





たった一人 お店で…


たった一人で 食事がしたくなった…




そして


食事を終え




突然 それは やってきた




「ああ…これで やっと 心おきなく 死ねる…」




それは マスターの 言の葉 通り




むこうから やって来た。


自分の内側でも何でもない




むこうから




今 思えば 予兆は


土と植物と虫と向き合った


その時に あったと


今なら わかる…



 これで




  やっと 心おきなく 死ねる