みなさんこんばんは
『 SLS 愛知チアリーディングクラブ PLUCKYS 』です
前回の続きになります
ダンス部を引退し、受験勉強に切り替え、無事志望校に合格をしてから頭の中は『大学生になったら部活はやらずに遊びまくりたい』でした
しかし、そんな私を変えたのはチアリーディング
新歓でRUSTLESの演技を観て、感動して体験に行きました
上下関係が分からないくらい温かい雰囲気で、皆が笑顔で練習をしていて『こんな素敵なチームスポーツはない』と感じました
遊び呆けたい自分はすぐに消えて、チアリーディングの世界へ飛び込みました
ここからがはじまりです
すぐに憧れの先輩ができ目標像も明確でした
1年生の頃からダンス係を担当したり、大会チームに入ったり、大学3年生時はキャプテンまでさせていただきました
そこで指導者に興味を持つようになったと思います
1年生の時に、3年生の先輩方がインカレでとてもクリーンで綺麗な演技で全国5位という好成績を残しました
『完成度日本一』という目標を立てていましたが、見事、目標を達成している先輩方がかっこよすぎて、私たちも先輩のようになるんだと意気込んで挑んだ3年生時の1年間
想いが強すぎて、私はキャプテンとしてダメダメでした
仲間がせっかく意見を言ってくれているのに自分の考えを絶対変えない姿勢がありました
それが原因で仲間割れも起こり、皆に迷惑をかけ、春の大会はボロボロ
仲間と心一つにし、悔しい気持ちをJAPAN CUPに懸けたからこそ、ノーミスの演技ができました
けど、結果は決勝まであと一歩の14位
あと少しで先輩方に追いつくとさらに意気込んで挑んだ冬のインカレでしたが、どのチームも集大成ということもありレベルが高く、決勝には届きませんでした
私はキャプテンとして、皆を決勝に導くことができず、悔しい気持ちを残し引退しました
自分が選手として決勝の舞台を踏めなかった分、どこかのコーチに就いて今度は絶対に決勝に行くんだという熱い想いを抱きながら、大学4年生を迎えました
幸運なことに中京大学のチア部の同期に大学のコーチに誘われ、初めてのコーチをSheepですることになりました
そして、夏休み期間は、自分の指導スキルを磨くために関東に進出して指導者として学ぶ時間を作りました
チアリーディング協会が主催しているサマーキャンプです
中部のワンデイクリニックではスタッフを経験させていただいていましたが、関東でサマキャンのスタッフをするなんてめちゃくちゃ緊張しました
でも、緊張感がある中だったので学びしかない貴重な時間を過ごせました
関東の有能なコーチの方々、たくさんのチアリーディングチームの皆さま、海外スタッフの方々から刺激を受けまくった1週間でした
そこで1番学んだことは『注意をすることは厳しくハッキリとでも、最後には必ず良かった点も述べて終わる』
些細なことかもしれませんが、私にとっては印象に残りました
厳しいイメージがあるコーチでも、ただ厳しいだけでなく、チアリーディングらしいポジティブな意見も伝えて笑顔で終わるんだなって思ったのを鮮明に覚えています
そこから愛知に戻り、チアリーディングともっともっと関わりたいと思い、ただのコーチではなく、高校の教員になって、チアリーディング部の顧問になって指導することを目標に定めました
だがしかし
私は教員免許は持っていなかったので、就職はせず、科目等履修生として卒業後も大学に通い、教員免許取得の道を辿ることに
両親は半ば呆れていましたが、私は諦めずその道を選び、夜中もバイトをして自分で学費を払いました
そして、RUSTLESにも最後、残せることはないかなと考えた時に、後輩たちへの恩返しだと思ったので、冬は選手としてインカレ復帰もしました
決勝には届かなかったけど、最後の大学チアはやりきって終われました
その後、また幸運なことにも地元三河でチアリーディングを始めたいというキッズたちがいるからコーチをしないかというお話をいただいたり…
今のティンカーズです
そして、大学から徒歩10分の場所にある中京大中京高校のコーチの誘いをいただいたり…
コーチとしての話が自分にたくさん舞い込み、全て引き受けることにしました
さらに私は、卒業後からは社会人チームVACCSで選手復帰もしていたので、今考えると、当時どう生活をしていたのかな自分の身体よく持ったなーと
勢いでやれちゃうのが若者らしい感じです
けど、夢があるから
チアリーディングが大好きだから
勉強もコーチも選手も全部手抜きせずやれていました
晴れて中京大中京に就職できてからは、自分の生活スタイルを改めて中京高校の指導をメインに
2012年に念願のJAPAN CUPで初の決勝進出を果たし、さらに準優勝という成績を収めました
コーチ時代のお話もしたいのですが、ここまでですでに長くなってしまっているのでこの辺で
もし興味があればまたお話ししたいと思います
私は、ダンス部で鍛えられ人生が変わり、チアリーディングで指導者になる夢を叶えました
考え方の軸になっているのは、高校3年間のダンス部
だから、技術面のみならず内面指導にも手抜きしません
内面も磨き上げた『真のチアリーダーの育成』をモットーにやっています
ダンス部でなかなか這い上がれなかった自分を知っているから底辺にいた時の辛さも分かる
チア部でダンス係として、そしてキャプテンとして上の立場で引っ張る難しさも分かる
どちらにもしんどさはあります
今まで様々な立場を経験した分、教え子たち一人一人の気持ちを大事にしたいという想いがあります
Aチームだけの指導っていうのじゃ物足りないんです
教え子たち全員を見たい
『One for all All for one』を大切にできるチームにしたい
一人一人が大切
一人一人がチームの一員
心一つ
そんな言葉が大好きです
プラッキーズでも、変わらずに大切にしていきたいです
たくさんの子どもたちと熱い青春が送れるのを楽しみにしてます