[重曹とクエン酸}  山本学司さんFacebook投稿より | 盆暮親爺(ぼんぼおやじ)の Bon Bon Voyage
重曹クエン酸炭酸水について。

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重曹クエン酸炭酸水は、中和されてるので無意味で、クエン酸単体で飲む方が良いという主張の投稿を見た(笑)

こういう「間違った認識」を平然と主張してしまうのは、化学や生化学に疎いことはもちろん、おそらく自己人体実験もやっていないか、やっていたとしても浅いのだろうね。

過去に重曹クエン酸炭酸水の投稿はしてきているが、改めて詳しく投稿してみる(・ω・)ノ

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①「クエン酸と重曹を混ぜると中和して“消滅する”」は完全な誤解です。

これは、化学的に見れば単なる中和反応に過ぎません。

「消滅」するどころか、“新しい物質”が確実に生成されており、元の物質とは異なる“生理的に有用な形”になって存在しています。

以下が、その中和反応です:
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C₆H₈O₇(クエン酸) + 3NaHCO₃(重曹) → Na₃C₆H₅O₇(クエン酸三ナトリウム) + 3CO₂ + 3H₂O 
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クエン酸(C₆H₈O₇)は三価の酸で、重曹(NaHCO₃)3つと反応することで、酸性のH(プロトン)をすべてNaで置換したナトリウム塩(Na₃C₆H₅O₇)が生じます。

つまり、クエン酸と重曹は「消滅」しているのではなく、中和によって“クエン酸ナトリウム”という有機ナトリウム塩に“変化”しているだけ。

その副産物として、水と炭酸ガス(シュワシュワ)が出るのは当然のこと。

炭酸ガスが出た=元の物質が「無に帰した」わけではありません。

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②クエン酸単体を水に溶かして飲んだ場合でも、“結局”クエン酸ナトリウムになるのです。

クエン酸というのは、例えば500mlの水にティースプーン1杯(約7g)のクエン酸を溶かすと、pHは2.3~2.5くらいになります。

※これは市販の炭酸飲料やレモン果汁よりも酸性度が高く、胃の分泌液に近い強酸性です。

歯のエナメル質はpH5.5以下で脱灰を開始。
食道や胃にも明確に粘膜刺激を与えます。

そして、十二指腸に入ると、その強い酸を中和するために膵臓が中和液を分泌します。

その膵臓から分泌される中和液は重炭酸ナトリウムです。

つまり重曹です(笑)

膵臓から分泌された重炭酸ナトリウムとクエン酸が反応して、「クエン酸ナトリウムとCO₂と水」が作られます。 

つまり体内の重炭酸は浪費してしまいます。
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③つまり、クエン酸単体を水に溶かして飲んだ場合でも、事前に重曹を混ぜて中和した「重曹クエン酸炭酸水」と全く同じものが、十二指腸で出来るのです(笑)

この時クエン酸ナトリウムは、クエン酸イオン(C₆H₅O₇³⁻)とナトリウムイオン(Na⁺)に電離しています。

ナトリウムイオンは健康な腸ではトランスセルラー(トランスポーターによる吸収)主体で吸収されます。

クエン酸イオンの吸収経路は複雑なので、ここでは割愛しますが、ナトリウムイオンに強く依存しています。

具体的には、Na⁺依存性ジカルボキシレート輸送体(NaDC1など)による吸収が主であり、Na⁺がなければ吸収効率は大きく低下します。

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④まとめると

クエン酸単体で飲むのと、事前に重曹を混ぜて重曹クエン酸炭酸水にして飲むのと、どっちがいいのか?

もうここまで読めば答えは出てますよね(笑)

▶️ クエン酸単体で飲むと:
強い酸性 → 歯・咽頭・食道・胃粘膜への刺激
十二指腸で中和される際に → 膵臓から大量のHCO₃⁻(重炭酸)分泌が必要。
→ 膵臓や重炭酸緩衝系に負担。

▶️ 重曹単体で飲むと:
胃酸と中和 → Na⁺ + CO₂ + H₂O(化学反応として終了)
クエン酸など有機酸と違い、代謝回路に寄与しない
→ 胃酸の「制酸剤」的には使えるが、健康上の積極的メリットは乏しい。

▶️ 重曹クエン酸炭酸水で飲むと:
事前に「体外で中和済み(Na₃C₆H₅O₇など)」になる。
酸性刺激ゼロ → 歯・胃・膵臓の負担なし
クエン酸の代謝効果(TCA回路・ミネラルキレートなど)を安全に享受可能。
緩衝作用やpH調整にも寄与。

▶️ ナトリウム過多の懸念について:
一時的にナトリウム量が多くなるのは事実(例:1杯で食塩相当7gなど)
しかし、健康な腎臓なら速やかに排出できる。
むしろ糖質・インスリン負荷によってナトリウムが慢性的に流出しているのが現代の本質的問題。
ナトリウムは「摂りすぎ」ではなく「失いすぎ」の方が問題なんですよね。

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【結論】
クエン酸単体 → 刺激と負担

重曹単体 → ただの中和剤

重曹クエン酸炭酸水 → 負担なく吸収され、ナトリウムとクエン酸の利点の良いとこ取り。

ただし
重曹クエン酸炭酸水は速やかにカラダのpHを上昇させるけど、炎症がある訳でもなく、疲れてもいない人が飲んでも意味がない。

なぜなら血液のpHは7.35~7.45に厳密にコントロールされていて、この正常値の時に重曹クエン酸炭酸水を飲んでも、重炭酸緩衝系が働きを緩めるだけだからです。

意味が無いのに飲むということは、メリットは無く、ナトリウム過多のリスクというデメリットだけが残るということ。

一見すると「ナトリウム過多になる」と矛盾しているように見えますが、これはあくまで「ナトリウムを摂る目的を見誤ってはいけない」という意味です。

本来ナトリウムは「安全で正しくバランスした塩」から摂るべきであって、重曹クエン酸炭酸水のナトリウムに依存するべきではないです。 

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そして……
飽食、頻食、間食、甘味、などのインスリンレベルが高い状態が続くような現代の食習慣で「隠れ糖尿病」が増えている。

この状態では腎臓のミトコンドリア活性が低下して再吸収率が低下し、ミネラルを喪失してしまう。

つまり、「ミネラルが大切だ」ということが分かっているならば、まずは食事回数を減らすことや、単糖類・二糖類を避けること(糖質選択)をやり腸内環境を整える方が先なのです。

過去に投稿している重曹クエン酸炭酸水に関してのリンクをいくつか貼ります。

「重曹とクエン酸とカラダ」
https://www.facebook.com/share/p/196XByEonP/

クエン酸って添加物じゃん!って言う人のための(笑)
「印象と真相」
https://www.facebook.com/share/p/18PxvSpUFM/

重曹クエン酸炭酸水アンチの人に対する投稿(笑)
https://www.facebook.com/share/p/1BP5ixDwaD/

糖質選択とは
https://www.facebook.com/share/p/16yGH7MTmK/