前芝海岸備忘録 2024/06/22 | 盆暮親爺(ぼんぼおやじ)の Bon Bon Voyage
前芝海岸備忘録 6/22(土)
潮位11cm



佐奈川のアオサの群れは跡形もなくなったけれど、



採取ポイントの辺りが見事にアオサとスジアオノリの絨毯に!




前芝海岸前の石原さんによると、一昨年まではこの光景が当たり前だったそうです。

自分が足繁く通い始めた昨年が過去最高に酷かったと…

現場に着くと、タイドプールも前にも増して海藻に溢れていて…






海藻たちの下にはエビやハゼが生命を育んでいて…

気合いを入れて大型スコップも準備して来たのだけれど、掘る場所が無い…

掘ってしまうと、硫化水素の泥煙が上がって、せっかく育った生き物たちが死んでしまうのが忍びなく、今回は断念。

湧水採取器を設置するにも、
せっかく育った海藻たちを退かさなくてはならないので、そのまま帰ろうかどうしようかしばらく悩み、、

色々考えて採取ポイントの所だけ草削り鍬でゆっくりと退かして採取器設置をすることに…



採取している間、海藻の絨毯を歩いてみる…



嬉しさ、ありがたさ、申し訳なさ、
そんな言葉で括ることのできない思いで満たされて…

採取器のすぐそばで ゴカイの作った穴から湧水が湧き出し、小さな澪筋が生まれているのを見つけて、しばらく見惚れてしまったり…


我に返って少し離れた海藻のない砂地を掘ると、5~10cmの深さに 硫化水素を含んだ砂の層があるのが見て取れ、、



こうして黒い砂の層が沈殿し、何もしなければ、いずれ新たなグライ層が出来ていくのではないかと感じました

帰り際に、タイドプールに沈んでいたレッドブルの空き缶があったので回収して水を抜くと、中からカラカラと小さな粒の音が聞こえてきたので、手の上に空けてみると、、
何とアサリの稚貝が!



ここでは初めて見る事ができたので、
とても感動しました…



湧水は20 ℓ採取



帰り道に初めて見つけたホンダワラ?

石原さんいわく、「オゴ」と呼んでいたそうです