最近、ニュースを見ていると「金利が上がる」「金利が下がる」と、まるで天気予報。株価は誰もが気にしているけど、実際のところ「金利って何なの?」って思うことあるよね。
いや、もちろん金利自体は知ってると思う。お金を借りるときにつくアレ。家を買うときの住宅ローンとか、クレジットカードの分割払いで、地味に痛いあの数字。でも、株価と金利の関係って、意外と難しい。今日はそのあたりを考えてみた。
金利が上がると株価が下がるって、本当?
これ、実は経済ニュースでよく聞くけど、何となく「うん、そうなんだろうな」と思ってるだけな気がする。
でも、ちゃんと理由がある。
まず、金利が上がると企業にとっては嫌なことが多い。例えば、会社が新しい事業を始めるために銀行からお金を借りようとする。年利1%だった時代には、1億ドル(約150億円)の借金に対して100万ドル(1.5億円)の利息を払えばよかった。でも、これが年利3%に上がると、300万ドル(4.5億円)も利息を払わなきゃいけない。単純にコストが増えるから、利益が減る。そうなると、投資家たちは「うーん、これじゃあ業績伸びにくいかな?」と心配する。
次に、金利が上がると、安全な投資先として債券が注目される。アメリカの10年国債が年利5%になったらどうだろう?「株なんか買わなくても、債券でいいんじゃない?」と考える人が増える。株より安全で5%ももらえるなら、それで十分って気持ち、分からなくもない。
それに、金利が上がると「将来の利益」の価値が下がる。企業が「10年後には年1000万ドル(約15億円)稼げるよ」と言っても、金利が高いと「それって今いくらの価値なの?」と、割り引かれる。これ、数学的には複雑だけど、要するに「未来の儲けが薄っぺらく見える」ってこと。
逆に金利が下がるとどうなる?
これも単純に逆。金利が下がれば、企業が借金しても利息が少ないから「どんどん投資しよう!」ってなる。例えば、3%だった金利が1%に下がれば、同じ借入額でも支払う利息が3分の1になる。これ、企業にとっては大きい。お金を借りて、新しいプロジェクトに挑戦しやすくなる。
それに、金利が低いと債券の魅力が減る。例えば、年利1%の債券を持っているとして、これで満足できるかって話だ。「うーん、ちょっと物足りない」ってなると、もう少しリターンが期待できる株を探したくなる。
さらに、未来の利益が高く評価されやすくなるのもポイント。
10年後に1000万ドル(約15億円)稼げる見込みがあれば、それが今の価値として大きく見積もられる。成長株やテクノロジー企業に資金が集まりやすくなるのも、この影響があるから。
それでも単純にはいかない不思議
じゃあ、金利が上がったら必ず株価が下がるのか?これがまた、そう単純じゃないから難しい。例えば、経済が絶好調で企業の業績が右肩上がりなら、多少金利が上がっても「まあ、それでも成長するよね」と株価が粘ることもある。
それに、FRB(アメリカ連邦準備制度)が「金利を上げるよ」と言うときには「景気が強いから、そろそろインフレ対策しなきゃ」と判断しているわけで、「まだまだ経済いける」というサインと受け取られることもある。逆に、金利が下がったときには「景気が悪くなってきたから緩和だね」と、不安が広がって株価が下がることもある。
金利と株価、結局どうすればいいの?
毎日のニュースを見て「金利が上がったから株を売るべき」とか「金利が下がったから買おう」となるのは短絡的すぎる。大事なのは、その背景に何があるのかを考えること。
「景気が良くて企業も好調だから金利を上げる」のか、「景気が悪くて金利を下げる」のか。それを見極めないと、「金利=株価」の単純な図式だけでは、投資判断を誤る危険がある。
金利と株価の関係は、頭で分かっていても実際には一筋縄ではいかない。だからこそ、ニュースを鵜呑みにせず、なぜ金利が動くのかを少しでも理解しておくと、市場の動きに対する見方が変わる。経済は生き物みたいに複雑だけど、その中で少しずつパズルを解くように考えていくのが肝要。(全て結果論になるけど。)
どこかで金利の話が出たら、少し立ち止まって「その背景」を考えてみるのもありかも。きっと、いつものニュースがちょっとだけ違って見えるかも。


