青に飲み込まれていく。きっとほんとうは色なんて持っていないのに、空は青色を持っているんだと言い張っている。
わたしもここで生きたかったな。波のように押し寄せて、染みていく透明。揺れる笹の葉。蜩の声。
わたしもここで生きたかったな。ひんやりと夏を生きる、風鈴になりたかったな。
金星に向かっていく飛行船も光る
星が飛んでいる
橙色の空に溶けた雲がぼやけている
太陽が落っこちて 急速に色褪せていく町
薄紫になる
線路に沿って歩いた
わたしも落っこちるから
ずっとこのままでいて
笹の葉さらさら。雨粒のように降って流れる星を追いかけて、舟を漕ぐ。きみに会えるなんてね。嬉しすぎて実感が湧かないんだ。
さらさらと流れていく天の川は、きみの涙で溢れかえった。天の川を泳げたら、いつでも会いに行けるのにね。それは難しいかな。でもできれば、飲み干してしまいたいなんて思ってるよ。
笹の葉さらさら。たとえ雨が降ろうとも。
今日は、きれいな夜です。

夜の海を泳ぐネオンになる。
なにも掬えないの。きっとだれにも、わたしは掬えない。