暮るる夏に泣くきらきらのあとに沸き立つような切なさ。目を見張りたくなるぐらいの儚さに、唇を噛み締める。置いてきてしまったものが心残りで、いつまでも振り返りながら歩いていく。大切なものでさえ持ってこなかった。屋上とかカーテンとか風とか朝顔とか。暮れていく夏に泣いた。置いてきてしまったものが心残りで。