さて、オーストリア編を書いている途中ですが、実際にはイタリアに帰って来ているので、今日の出来事を書こうと思います(*^^*)


イタリアに帰ってきて、早速スカラ座に行ってきました(*^^*)

演目はランメルモールのルチアでした☆

今回興味深かったのは、隣の席のおじさん 笑

少し話をしたら、オペラ大好きな方みたいで、色々な事をおっしゃってました。


私も正直ウィーンシュターツオーパーがかなり良かっただけに、色々思う事もありました。


そして終演後一番ブラボーを言われていたキャストに対して、「僕は好きじゃない!!」と大声で断言して帰って行かれました。


うーん、イタリアのお客様は、正直ですね。


おじさんが言うには、観光客の一回こっきりしかスカラに来ないお客さんが増えて、どんどんスカラのレベルが下がっているとの事です。


確かに、私も初めてスカラに来た時は、まずその劇場の素晴らしさに感動した記憶があります。


「スカラ座」という場所に感激してしまうんですよね…


最近気づいた事は、劇場はどんなに綺麗でも、会場でしかないということです。


一流の歌手さえいれば、どんな場所で聴いても感動出来るんですよね。


大事な事は、歌手が、演奏が、素晴らしいかどうか。

本当に大事な事は、どこの劇場で聴くかじゃなくて、どの歌手の声を聴くか、ですよね。


そんな当たり前の事に、最近ようやく気づけました。


何だか色々と考えさせられる1日でした。