くたくたになって
クライアントとの折衝を終えた帰り道
とある女の子にバッタリと出くわした
相当疲れていた顔をしていたのだろうと
自分でも分かるくらい
察せられた気がする
そんな24:10
終電までの駆け込みにあと5分しかない
状況
あの子はとある知らない男性と歩いていた
こんな時間に
終電を気にすることもない素振りで
華のある容姿に
屈託のない笑顔
いつも太陽の様に突き抜けて明るい
彼女に魅せられない男はいない
今日もやりきった
それは言える
無茶ぶりなクライアントはこっちから
願い下げだ
自分の仕事にも美学がある
人としてどうかと思う人間は
客だろうが人間国宝だろうが知ったこっちゃない
俺の依頼人ではない