あの頃は
とにかく金がなかった
冷蔵庫の中にはいつも
調味料しか入ってなかった
たまにあったとしても
豆腐ともやしと納豆
これを三種の低価格高栄養素フードと呼ぶ
又はローコストなる生命線とでとも言えようか
動物性たんぱく質とは
程遠い生活だった
あの頃は
財布には小銭しか入ってなかった
100円SHOPで買ったビニールの財布
がボロボロになって
レジで支払う時に、破れ目から
小銭が飛び出していった記憶がある
恥ずかしいなんてもんじゃない
金が無いことよりも、そこから発生する現象からありとあらゆることを学んだ
金を使う事に比例して
不安や恐怖が増幅していく日々
持ち金が50円を切った
とある冬の日
ひょっとしたら
このまま餓死するんじゃないか
って本当に思った
現実的に
この日の丸大国日本で生きている
以上ありえない話だけど
飢え死にするかもという
恐怖におののいた感情ははっきりと
体が震えていたことで覚えている
今も刻まれているこれらの感情や思い出
をずっと大事にしていきたい
生きることに真っ直ぐと
誇りを持って向き合っていきたい