祈りが無い人は、年中不安とつきあわなければなりません。
はじめに宣告?

いやぁ、何かと『不安で不安で不安で不安で不安で不安で…』と繰り返してしまう人、多いよなぁ…というきっかけをまとめておくメモ。

一見、『自分は充足してる、自分は大丈夫だ…』と唱える反面、その『不安で…』が顔を出すと、端からみてもウザいなぁ…と言わしめるほど取り乱す人たち…

不安は無くならないものです。

ほうっておけば、大きくなる事はあっても少なくなる事はあまりありません。
だから人は、お金儲けに狂奔するんです。
狂奔してる間は不安を忘れていられるから。
でも、お金儲けは、いつもうまくいく訳とは限りませんから、うまくいかなかった時は格段に不安は増えます。
もう目もあてられない。
いやいや、お金儲けの話が必要無い、という訳じゃないですよ。
それは、私みたいな貧乏人には、もう少し甲斐性つけなさい、というありがたい示唆でもあります。
問題なのは、いつでもどこでもつきまとってくる不安。

人間は、実のところ不安に弱い生き物です。
お腹の中に不安が毎日どくどく湧いて出てくるような生活をしていると、病気になって健康を害します。だから不安を無くしたい。
で、お金儲けの話になり、いってるそばからうまくいく訳もなくって…すっかり堂々巡りじゃないですか!

なかなか祈りの話になりません。

っていうか、もしかして『祈り』というのは、ものすごい優等生のやる事で自分には合わない…とか、あるいは『祈り』って宗教がやる事でしょ、自分にはちょっと…とか…
で、好き嫌いを止めようとしないから、なかなか足下にはねとねとナメクジのように張り付いてくる不安がなくならない…

携帯電話というパーソナルメディアのかつてない普及で、人間は『不安を紛らわす事を可能とする情報の獲得』は、今までになくやりやすくなりました。
だから、不安を『紛らわす』事は誰にでも出来ます。
しかし本当に大切な事は『紛らわす事』ではありません。
『紛らわす事』には、『不安』を『無視』したり『歪曲(ねじまげ)』たり、不安から『逃避』したりする事が含まれます。
本当に大切な事は、正面から向き合って『うまい具合につきあう事』です。
不安から逃げてばかりいるから、いつまでたっても不安が無くならない。
しかしうまくつきあえば、うまい具合に不安に縛られる事なく笑顔な生活を送れるようになるものです。
祈りは『一番大切な人の幸せを考え続ける事』から『練習』できます。
大切な人の幸せを『考え続けて』自分に出来る事出来ない事がいっぱい目に見えてきたとしても、とりあえず『自分は何も出来ないなぁ』などととらわれて落ち込むのは無し。
出来る事を思い、その事で明るい明日を描ける自分のシナリオを思い、そういう風にして明るい気分になれる自分を思えばいいのです。
厭きたり、集中力が無くなったらリセットしてまたやり直し。

電車に乗ると、みんな携帯を見ています。
これ『見ている』んじゃなくて『逃げている』んだ、という意地悪な指摘をして、自分は違う!と否定出来る人は?
自分の大切な人の幸せを思い続ける行為で、自分は責任をとれる、という人には、この意地悪な指摘はしません。
『個人(の自由)という枠組み』を無理矢理押し通して不安を帳消しにするのは無しです。
『不安』は『お金』じゃないので、いくら帳簿操作しても無くなるもんじゃありません。(笑)

祈りは練習すれば出来るようになります。
そして、それは出来るようになった方がいいのです。

不安で不安で仕方が無い…という人の話の聞き役になる事は出来ます。
しかし、いつまでたっても自分で自分の不安の元栓を閉めようとはしない人は、まぁ、なま暖かく見守るしかない、というものです。
もっとも、『今ここで、この文章を読んだ』ことが何かのきっかけになるのなら話は別。

祈りの練習には宗教的な背景知識が必要になる事がないわけではないです。
練習とは、『実際にやってみる事』以外の何者でもなく、それは日常生活で不安を減らし、笑顔を増やすための心のアクションを可能とするもの…として考える事が出来ます。

それを、美味しい薬膳を楽しみながら…というのは当然アリです。

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『いろいろ人生辛い事はあれど、美味しいものを食べて楽しく会話して気づきを深められたら、明日はきっといい日になる』
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