【ログラインー何が(1)、何をして(2)、どうなる話(3幕)】
高級情婦にパトロンとなってもらう為に誘惑しようとしていた公爵に間違えられた主人公が、情婦に恋をして口説き落とし、公爵に隠れて愛を育むがバレて別れさせられる、公爵から奪い取るがカーテンコールで病気で情婦が死んでしまう物語。

【プロット・ポイント1(第1幕の幕引き)とその時間】
主人公が外で歌を使ってヒロインを口説いてお互いの距離が友達以上になるシーン チャプター15

【ミッドポイントとその時間】
主人公とヒロインとの関係が公爵にバレてしまったシーン 19

【プロット・ポイント2(第2幕の幕引き)とその時間】
主人公がヒロインに別れを告げられてムーランルージュを離れるシーン 29

【主人公の外的ゴール(目的)】
ヒロインと愛し愛される関係になること。

【主人公の内的ゴール(成長)】
恋愛をしたことのなかった主人公が、恋愛を知る。

【どんでん】
ヒロインは主人公が公爵に殺されることを恐れて自分から別れを告げた

【敵(障害の壁)&敵のゴール(目的)※壁が大きい程面白い】
公爵

【この物語の非日常】
ムーラン・ルージュ内で人目を盗んでこっそりと愛し合う

【オチ(意外な結末)】
(公爵)お金は(主人公)愛に負けた


【恋愛】
売り出し中の劇作家の男性と舞台の高級情婦の勘違いから始まった恋愛

【時代】
1900

【場所】
パリのムーランルージュ内

【主人公の設定・キャラ】
情婦に恋をしてしまった売り出し中の劇作家
横暴(自分の欲に正直だとも言う)


【目的の動機(強い程面白い)】
ヒロインと愛し合っていることが公爵にバレたらムーランルージュ存続の危機になるとの枷がある中で愛し合う

【冒頭はどんな始まり?】
モノノーグでムーランルージュの説明

【この脚本が、何について語っているのか?(テーマ)】
幸せとは愛することと、その愛した人に愛されること。

【逆箱・あらすじ(主人公が目的を達成するために通過する関門を、抜き出していくという形式で)】

2 モノノーグ パリの説明
3 妄想 小説を書いた妄想の中
4 妄想 妄想の中で妖精に導かれてムーランルージュへ
5 舞台 ムーランルージュの舞台で女が踊りまくる
6 舞台 ダイヤモンドの名を持つスターのヒロインが登場。
7 舞台 ヒロインが歌で踊りまくる。ヒロインが倒れる
8 像の部屋 通された主人公の元に情婦が
9 像の部屋 歌を歌ってヒロインを空想の世界へ連れていく。
10-像の部屋 詩を聞いて恋をしたと言うが作家だと分かる、公爵が来るが追い出す
11-像の部屋 ヒロインは頭がクラクラして倒れる。抱き合っている時に公爵登場。勘違いする。
12-像の部屋 劇作家で新しい仕事を作る為だと言って全員で売り込み。
13-ヒロインの部屋 歌で会話
14-ヒロインの部屋外 主人公は愛が大事、受け入れてくれと、くどく 
15-現代の主人公の部屋 タイプを叩く。公爵はてヒロインを要求
16-ヒロインの部屋 劇の打ち合わせ
17-舞台裏 公爵作家を疑い出す。団長は愛し合っている事に気が付く。
18-ヒロインの部屋 団長は彼女が来なかった事を取り繕う。
19-公爵の部屋 団長はヒロインが公爵を愛しているといって去ろうとしている公爵を引き留める。
20-ヒロインの部屋 医者が結核だと診断する。
21-主人公の部屋 ムーランルージュを守る為にか、ヒロインは公爵と寝ると主人公に言って別れを告げるが、主人公は熱心に引き留める。
22-舞台 公爵が劇のラストに貧乏人と結ばれるのが気に入らないから変えれという。
23-舞台 役者たちが踊りだす。ヒロイン主人公を見て公爵を殴って気絶させる。
24-主人公の部屋 公爵を気絶させたヒロインが来る。愛に気が付く。自分を偽るのが嫌だと心のうちを暴露。
25-伯爵の部屋 別れさせないと主人公を殺すと宣言。主人公と逃げようとしていたヒロインは結核で死ぬと告げられる。
26-ヒロインの部屋 死ぬと告げられたヒロインは歌いだす
27-舞台裏 団長が告げたことに落胆の表情をして歌って歩く
28-主人公の部屋 ヒロインは逃げようと言っていた主人公の元にお別れを言いに来る。
29-主人公の部屋 主人公は失望をしてムーランルージュを離れる
30-舞台 数日後、主人公は舞台にヒロインと話をするために舞台に隠れて侵入する。
31-舞台 ストーリーは続いている。金を選んだとの発言で幕引き。主人公は舞台に乱入。
32-舞台 主人公が去ろうとしていた時に脇役がもう一つのラストへの掛け声をいい、ヒロインが合わせて歌う。主人公は歌い出す。銃で狙われるが脇役が回避させる。
33-舞台 主人公はヒロインを抱きしめて舞台で歌う。銃でまた狙われるが、脇役に妨害。公爵が銃で狙おうとするが団長にノックアウトされる。
34-舞台 カーテンコールと同時にヒロインは倒れる。この話を本にしてとお願いされる。
35-現代の主人公の部屋 タイプを叩いている。


コメント
思ったこととしては主人公は自己中心的過ぎて、少々イライラした。

というのも、ヒロインは自分が女優として、そしてムーランルージュの存続を賭けた役目を背負いビジネス的な成功への道を願っていたが、そこに現れた主人公が自分の愛を成就される為にヒロインの心を惑わして、経済的成功を邪魔し、葛藤させて苦しめた。


ヒロインはお金を取るか主人公への愛を取るかで葛藤して苦しんでいたが、主人公はヒロインの経済的な成功を全く考えもせずに、とことん自分の愛を満たすことのみに没頭して、悩んだりは一切しなかった。
そういう点で共感できなかった。


しかし構成としては愛の話で、これほどよく出来た脚本も珍しいと思った。


葛藤があればあるほど面白いとのルールがあるが
今回の葛藤は特にヒロイン側が面白かった。


【内的葛藤】
・お金の為に公爵と結ばれたい選択

 愛し始めているのは主人公と結ばれたい選択肢

で迷う。

・主人公と結ばれたい気持ちが公爵と結ばれたい気持ちに勝って逃げたい選択肢

 結核ですぐに死ぬから主人公と別れを告げて逃げない方がいいんじゃないかという選択肢★

【外的葛藤】
二人が別れないと主人公を殺す。
二人が別れないとヒロインの女優への道は断たれる。