こんにちは。。。
今日は自分の中に今もある・・・
『抜けない棘』 の話を書こうかな。。。と思います。。
今でもあの日のことを思い出すと涙がボロボロでます。。
そんな私の抜けない棘、
いつか虹の橋で彼女に逢えたら・・・抜けるのかな。。
それは私がまだ小学生の頃、
学校からの帰り道・・・ふと目をやると、
小さな男の子たち数人が犬を囲んでからかっていた。
それを見てカッとなり、すぐさま怒鳴り散らして追い払った。
犬に目を向けると・・・
その子はとても怯えて尻尾をしまって震えていた。。
そっと、そぉーっと近付き、しゃがんでその子の目の前に座り、
手の匂いを嗅がせて安心してもらってから頭を撫でてみる
その時、彼女は 「クゥ-ン。。」 と小さく鳴いた。。
お世辞にも美人さんとは言えないけど、、、
とても優しい顔をしている。
ギリギリ赤いんだと分かる首輪はとても年期が入って見えて、
足の爪はすごく伸びてて、歩く度にカシャカシャ鳴った。。
歩きにくそうで。。。とても痛そうに見えた。。
そして・・・お腹はペタンコで背骨が目立つほど彼女はガリガリだった。。
「ちょっと待ってて!!!」
急いで家に帰り、お年玉を持って精一杯走った。
息を切らして戻ると、彼女はそこにちょこんと座っていた。
彼女を連れ、お店でドッグフードとペーパーのお皿を買って、
公園で水とご飯をあげてみた。
よっぽどお腹が空いていたのか、
警戒することもなく彼女はガツガツとドライフードを食べてくれた。。
なんだかそれが無性に嬉しかった。
だけど。。。
その後どうしていいのか分からなくなってしまった。
ウチはペット不可マンションだから犬は飼えない。。
それでも、ダメ元で公衆電話から母に電話を掛けてみる。
案の定、分かってた答えが返ってきた。。
「可哀相だけど。。。家では飼えないよ・・・」
・・・私は彼女と2人で途方に暮れてしまった。
随分遅くまで一緒にいたと思う。。
もうその時には私は泣いていた。
だって彼女はずっと私の後をついてくるから。。。。
痛いでだろう足で必死に私についてくる。。
どうしてあげることも出来ない私に彼女はついてくる。。
心が張り裂けそうだった。。
持っていた餌と水をペーパーのお皿に置き、
彼女をギュって抱きしめてから、
「ごめんね・・・」
そう言い残し走り出した。。
気になって振り向くと・・・彼女も必死に走っていた。。。
そんな姿を見て、どうしようもない気持ちで彼女の元に戻る。。
そんなことを何度も何度も繰り返した。
そして、それは何回目だったんだろう。。。
もう彼女はついてはこなかった。
ただ。。。私のことをじっと見つめていた。
もしかしたら困ってる私を可哀相に思ってくれたのかもしれない。。
そんな情の深い優しい瞳だった。
「ごめんね、ごめんね、ごめんね。。。」
ずっと謝りながら、涙と鼻水でグシャグシャになりながら走った。
帰宅してからもやはり気になって、胸が痛くて 苦しくて、、
30分も経たないうちに家を飛び出した。
何もしてあげられないくせに、、気持ちを抑えきれず私は彼女を必死で捜した。
・・・だけど、彼女の姿はもうどこにもなかった。。
できれば彼女を家の子にしたかった。
安心できる家と人の温もりを彼女にプレゼントしたかった。
雨風や冬の寒さや夏の暑さから守ってあげたかった。。
今だったら。。。もっとできることがあったんだと思う。。
里親募集だってできたかもしれない。。
だけど。。。私は幼過ぎた。。
せめて爪を切ってあげたかったと、今でも思う。
今も。。。年に数回、私は彼女の夢を見る。
彼女は家の子になってて、一緒にお散歩をしている。
もちろん、彼女の爪はもうアスファルトで鳴ったりしない。
・・・目が覚めるといつも私は泣いている。
この棘は一生抜けないんだろう。。。
毎回、目覚める度そう思う。
私は、、、あんなに優しい子を助けられなかった。。
彼女の名前は 『ユキ』
愛しい愛しいミックスのユキちゃんは今も私の心の中にいる。。
どうかあの子が事故になんて遭っていませんように。。
保健所に連れて行かれたりしてませんように。。。
無事にお家に帰れてますように。。。
ずっとずっと・・・そんな願いと共に。。
ごめんね、ユキちゃん。。大好きだよ。