ポーランド連立政権、夏休み明けまで維持の方向へ
先週ポーランド与党第 1党である法と正義党のカチンスキー首相は、と連立政権を組む自衛党
およびポーランド家族同盟との意見対立を元に、解散・総選挙を国営ラジオで表明。その後
3党の最終会談が今週月曜日に開かれたが、早期総選挙に難色を示す自衛および家族同盟の
賛同が得られず、結局夏休み明けとなる 8月 22日に再び協議をすることになった。
ヤロスワフ・カチンスキー首相は昨日ラジオにて再び発言。 「 我々は忍耐強く協議を重ねている
ものの、両党の公務員や農民に対する賃金引上げ要求が強く、限界に来ている。 その修復は
ほとんど出来ないであろう。 ポーランドは恐らく来年春に総選挙が行われると思う 」 と語り、
当面は連立政権を維持するものの、早期総選挙実施は避けられない旨を表明している。
また双子の兄弟であるレフ・カチンスキー大統領は新聞のインタビューに対し、「 仮に解散総選挙と
なった場合、今年の 9月あるいは 11月、もしくは来年春の 3つの選択肢があろう 」 とし、
「2011年下半期にポーランドは欧州議長国となるため、4年毎の総選挙がこれに重ならないよう
2012年に総選挙が実施されるとして逆算すれば、来年春が望ましい 」 と述べている。
いずれにせよ今月後半まで連立政権が維持されることになりそうなので、当面の政治的な混乱は
避けられそうだ。
一方ポーランド金融市場ではノガ・ポーランド国立銀行理事が発言。 「現在の引き締めサイクルは、
恐らく現行の経済成長のスピードが減速する2008年 年央まで続くであろう。 政策金利は
5.5 % (現行 4.5 %) にまで上昇する可能性がある」とし、「現在の低インフレに対し危険が
迫っており、段階的な引き締め措置を採らなければならない。 我々のインフレ・ターゲットは
+ 1.5 % ~ + 3.5 % のレンジで考えるのではなく、あくまでも + 2.5 % である。 ポーランドの
インフレは、いずれこの + 2.5 % を上回っていくであろう」と、今後のインフレ上昇を制御するために
金融引き締めを継続するとしている。
また同氏はユーロ導入に関し、「参加は早ければ早いほど良い。 ただ政府のスタンスに
変わりはないこともあり、ERM-2への加盟は恐らく 2010年になるであろう」と述べ、ユーロ導入は
早くても 2012年になることを示唆している。 また同国 GDPについて、「第 2四半期の
GDPは + 6.2 %、今年全体で + 6.4 % の成長が見込まれる。 また 2008年は + 6.0 % と
若干低下する見通しを持っており、インフレリスクは約一年間で終焉するであろう」と述べている。
米 ド ル/対 円: 118.40円 - 0.75 02年国債: 5.17 % + 0.7 bp
ズ ロ チ/対 円: 42.66円 - 0.50 10年国債: 5.60 % - 0.8 bp
米 ド ル/ズ ロ チ: PLN 2.7750 - 0.014 原油価格: $ 78.21 + 1.38ドル
ユ ー ロ/ズ ロ チ: PLN 3.7930 - 0.012 金価格: $679.30 + 2.70ドル