高成長が続く反面、インフレは低位横ばい見通し
週明けのポーランド、景気に対して各要人の相次ぐ発言が現れたが その内容はかなり
良好なものとなっており、今年一層の同国ファンダメンタル改善がなされるものと推測
された。 主な発言は、
* ニェッカーツ・ポーランド中銀理事
4~5月、ホーランド国内に霜が降り、生鮮食料品やフルーツに被害が及んだことから
食品価格は上昇すると考えられるが 同国 CPI 構成品目に占める割合が大きくない
ためインパクトは限定的なものとなろう。 一方低金利とズロチ高が続いていることも
あり、引き続きポーランドのインフレは低位推移が予想される。
もちろん中銀としてはインフレに警戒をしていることは言うまでもない。
* ウォズニアク経済相
最近のズロチ高を気にしてない。 ポーランドの輸出は順調に拡大しており、今年
第1四半期の輸出の伸びは昨年全体の伸びを上回っている。
通貨統合参加も重要であるが、例えばスウェーデンなどの非ユーロ圏国の経済成長は
ユーロ加盟国よりも高いこともあり、これを考慮する必要がある。
* クロウスカ財務次官
2007年のポーランドの経済成長率は 2006年全体の + 6.1 % を上回る見通しだ。
この結果数十億ズロチの借り入れ削減が可能となり、今年の国債発行は当初
見込みであった総額 463億ズロチを下回ることになろう。 また今年末の累積債務も、
通貨統合参加基準である対 GDP比 60 % を下回る 48.1 % 程度に圧縮されると
考える。
と、昨年同様今年もポーランドは高経済成長、低インフレ、財政収支の改善を想像させる
見解が相次いだ。
ポーランド金融市場はこれら発言を素直に好感。 特に短期金利が大きく買われ、
2年国債利回りは6.5 bp の利回り低下を演じたが、ユーロに買戻しが入ったことで
ズロチが軟化。10年債利回りは若干の上昇で引けている。
米ドル / 対 円 |
120.05円 |
+ 0.60
|
02年国債 |
4.74 %
|
- 6.6 bp
|
ズロチ / 対 円 |
43.33円 |
+ 0.11
|
10年国債 |
5.33 %
|
+ 1.0 bp
|
ズロチ / 対米ドル |
PLN 2.7805
|
+ 0.001
|
原油価格 |
$ 62.46
|
$ + 0.09
|
ズロチ / 対ユーロ |
PLN 3.7665
|
- 0.005
|
金 価格 |
$ 670.10
|
$ + 2.20
|