スクシペク総裁の発言でズロチ上昇。 対ドル 3.00をブレーク
エマージング諸国の通貨が 2極分化し始めている。 外部的要因と内部的要因を材料に
各国通貨への嗜好が鮮明に出始めたような一週間のスタートとなったようだ。
ポーランド・ズロチは終日堅調。 週末スクシペク・ポーランド国立銀行総裁が、ユーロ導入
目標年限こそ明示しなかったものの、「その可能性として 2012年もしくは 2013年になるで
あろう。 またか通貨統合加盟条件は、近年度中に達成可能である」と述べたこと。
さらに 「もし必要であれば、金融引き締めに投票するであろう」 と発言したことが買い材料。
為替市場は寄付きから上記スクシペク総裁のコメントを好感。 これまで同総裁はインフレ
抑制より景気刺激を重要視すると見ていたが、タカ派的発言とユーロ導入を視野に入れて
いることに対し、金融市場はこれを評価。 ズロチは終日買いを集め対ドルで再び 3.000 の
大台をブレーク。 金曜日に打ち込まれた分を取り戻し、2.9840 とほぼ高値で引けている。
一方ポーランド中銀政策メンバーの一人であるニェクカーツ理事は、「ポーランドのインフレは
中銀ターゲットを下回っており、年内利上げの必要性はないと思われる。 仮にインフレが低い
まま推移するのであれば、インフレ予防措置としての利上げは正しい方向ではない」と発言。
市場の一部でも、賃金上昇は見られるものの、引き続き高い失業率、ズロチ高、世界的な
価格競争力激化で輸入製品の値下げが広まる中、ポーランドのインフレは当面低位推移する
可能性を示唆する声も依然根強い。
ポーランド債券市場はズロチ高に支えられ、利回りは低下。 短期債で 1.5 bp 強、10年債は
2.5 bp買いを集めて引けている。
米ドル/対 円 : 120.15円 - 0.85 02年債: 4.48 % - 1.6 bp
ズロチ/対 円 : 40.26円 + 0.08 10年債: 5.17 % - 2.5 bp
ズロチ/対米ドル: 2.9839 + 0.028 原油価格: $ 58.74 - 0.28
ズロチ/対ユーロ: 3.8585 + 0.046 金価格: $656.10 + 4.60