フィッチ社、ハンガリーの格付けを引き下げ。ポーランドは政局不安
ポーランドは政局が混迷し始めている。 現在ポーランド与党は下院で
* 「法と正義 (PiS)」 158議席、
* 「自衛 (Samoobrona)」 55議席、
* 「ポーランド家族同盟 (LPR)」 27議席、
. の計 240議席で連立政権与党を構成。
下院議席総数 460議席の過半数が 231議席となっており、ぎりぎりの議員数である。
ところが本日 9月 22日、2007年度の最終予算審議を前にして、自衛党による社会
保障費支出増大要求とアフガニスタン派兵を巡る意見の対立が、カチンスキー首相
(法と正義党)と リッパー副首相兼農相 (自衛党)とのあいだで深まり、昨日ヤロスワフ・
カチンスキー首相はレフ・カチンスキー大統領に罷免を請求した模様。
カチンスキー首相は「他の党との連立を模索する」とし、「本日金曜日に最終審議を
迎える 2007年度予算の合意が得られず、他の党との連立も難しいのであればもはや
道がなく、議会解散、早期選挙を実施する」とコメント。 野党第一党である「市民
プラットフォーム党」のタスク党首は、「法と正義を軸とする現与党はすでに安定感を
失っている」と皮肉っていた。
なお早期議会選挙を実施するとしてもまだ予定の範囲には入っておらず、かなり流動的
であることは確か。 それ以前に議会信任投票が開かれることになり、11月 26日が
その実施日になっているようだ。
ポーランド金融市場は比較的落ち着いた動きではあったが、一連の政局不安定
材料にズロチは対ユーロで午後から軟調。 1ユーロ 3.94 から 3.980まで急速に
打ち込まれて引けを迎え、短期債利回りは横ばいの中、10年国債利回りは前日比
約 4.5 bp利回りを押し上げて引けている。