新興市場今年最大の上昇の中、ポーランドも追随。 為替・債券とも大幅高
一昨日のバーナンキ FRB総裁証言の余韻が残る中、アジア・東欧・アフリカの金融
市場は寄り付きからいずれも急騰。 特に債券市場では落ち着いた利回りベースでの
売買ではなく、単価ベースでいくらでOfferが出てくるのかが市場の関心事になり、数分
経過する度 大半の債券価格が15~20銭の幅で引き上がって行った。 特にトルコと
南アフリカの金利の低下が著しく、両国の 5年国債はいずれも前日比 20 bp強の
利回り低下まで買い進まれている。
ポーランド金融市場も、ご多分に漏れず同様の歩調。 ズロチは過去 6週間の高値を
付け、対ドル・対ユーロ両通貨に強含み推移。 米国金利の低下と平行して、一昨日
信任が危ぶまれていたカチンスキー首相が議会で承認されたことや、同首相が財政
赤字削減を前面に打ち出した所信を表明したことなどが、金融市場にフレンドリーな
政局運営が続くと受け止められたことも大きな買い材料。
昨日ポーランドは特にニュースがなかったものの、 7月 27日に発表される予定の
ポーランド中銀四半期金融・経済報告書の内容を見極めようとする向きがあり、
世界的なインフレ傾向が見える中、低 CPIの同国金融政策がいつ頃変更される
のかに関心が集まるようだ。 各エコノミストの見通しとしては、同国の政策金利の
変更は、早くても来年からとしており、年内様子見、現状を維持するとの意見が多い。
昨日のポーランド国債、 10年債は 12bp買われ 5.43 %。 2年 vs 10年の利回り
格差は前日比 5bp フラット化して引けている。