財務大臣辞任予測が市場を駆け巡り、ズロチが急落。 冴えない動き
先週からメディアなどで報じられているジロウスカ財務大臣の辞任が金融市場を席巻。
マルチンキィエイウツ首相が否定会見を出すも、金融関係者は不安視から売りを継続。
また一方でバルセロウィッツ・ポーランド中銀総裁の任期が 2007年 1月で切れるため、その
後任としてジロウスカ財務大臣が就任するとの観測も出ている。
さらに米国金利の上昇から徐々に高金利商品になりつつある米ドル建て債などへのシフトも
あるようで、ポーランド通貨および債券の売り圧力が強まっている。 現在ズロチは対
ユーロで 3.985 近辺であるが、為替市場では 4.04近くまで売り込まれそうとの見通しが強い。
水曜日発表予定の 5月 CPIは、前月比 + 0.4 %、年率 + 0.7 % が市場のコンセンサス。
燃料費が前年同月比 + 6.9 %上昇しているため、ここ 6ヶ月で最速の上昇予測。
またポーランド政府は この先 3年間の経済成長予測を発表。 2007および8年の同国 GDPは
+ 5.5 %。 2009年は + 6.0 %の成長になるとしている (昨年 + 3.4 %、今年見通し + 4.6 %
からするとかなり楽観的)。 また失業率は現行の + 16.5 %から、経済成長と比例し 2009年
には + 12.0 % にまでの低下を見込んでいる。
10年ポーランド国債は軟調な為替市場の影響を受け、 5.45 % と、前週末比 5bp上昇して
引けた。