(By Milky)
「ゴッドファーザー」をスクリーンで見てきました。映画館では数年前に見たことがあるし、そしてDVDも数回見ているにもかかわらず、何回見ても飽きないですね~。監督のコッポラは「神職人」だと思います。
でもこの映画が、私の心をなぜこれほどまでに揺さぶるのか、の核心になってる部分というのは、主役である三男マイケルの、人間的な葛藤だと思います。
父親である先代のゴッドファーザー、ヴィトーはおそらく、たとえマフィアであっても、「彼自身の人生」を彼なりに(能動的に)真っすぐ生きたんだと思います。しかしマイケルはというと、「マフィアにはなりたくなかった」のが、(ある種受動的に)運命に流されるように、「ドンの跡を継がざるをえなかった」んだと思うんですね。そこが父と息子の根本的な面で、運命が大きく分かれていく土台になってるんだと思います。父が「自分の人生」を生きたのに比べ、息子は「ドンの役割を果たすため」に生きているとでも言えばよいのでしょうか。マイケルはとても頭の切れる人物で、大物になる素質を持っていると思いますが、ドンの器ではないと思います。なぜなら彼があまりに人間的だからです。私はマイケルが人知れず、道徳的な葛藤を自らの奥底に抱え込んでいるように見えます。だから彼は時にやりすぎてしまうように思えるのです。(妹や奥さんも離れていってしまいますね)。でも私はそれだからこそ、そんな人間くささを内に秘めたマイケルに、とても魅力を感じます。
何回か見てるうちに、いささか深読みしてしまってる感もあるかもしれませんが、自分のBEST5に入るほど大好きな映画のひとつです(^∇^)
(By Milky)
「午前10時の映画祭」で見てきました。
スティーブ・マックイーン演じるのは、胸に蝶の入れ墨のあるパピヨンと呼ばれる男。彼は無実の罪でフランスの刑務所から、南米にあるギアナという国の刑務所に移送される。そして、見ているだけでもへこんでしまいそうな過酷な環境と労働に耐え抜き、脱獄を繰り返す超チャレンジャーな男だ。
そしていま一人、彼とは対照的に描かれている男が、ダスティン・ホフマン演じるルイ・ドガだ。ドガが特別保守的な人という訳ではないと思うし、普通はドガのように、ある程度「常識的な」選択に甘んじてしまうのもよくわかる。だけどあまりにもパピヨンが、「自由」に対して「常識」を超越しすぎているので、どうしてもドガが保守的に見えてしまうのだ。
パピヨンはこの世で受けた、「生きる」という挑戦状に対して、真っ向から立ち向かう諦めない男なのだ。真っ暗な独房で生きるために、ゴキブリやムカデ(うげっ!)を食し、自分の可能性をどこまでも切り開いていく勇敢さ、いい意味での「生」に対する貪欲さは、小指の先ほどでも分けてもらいたい。(私だったら独房で餓死してるだろうな…)。パピヨンのそのあくなき挑戦に、最後は涙してしまいました。
以前に一度DVDで見ているにもかかわらず、二時間半という時間を感じさせないほど、強烈に心に残りました。映画館で見れて良かった。ちなみにこれが実話を基にした映画という所がまたびっくりです。

パピヨン 特別版 [DVD]/スティーブ・マックィーン,ダスティン・ホフマン
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