絵と本絵を描いて、また腱鞘炎を悪化させ、本を読んで、また、絵を描いて、、、以下繰り返し。美人薄命深水黎一郎文庫本の老婆のイラストに惹かれて、読んだ。ミステリーとは思わなかった。気づかないほど見事なミステリー。戦争中のまるれの話、主人公が図書館に行って、特攻隊のことを調べるところでは、ぐっと来る。学校ではそんなこと教えてくれなかった。と。福祉についても鋭い。福祉は確かに大切な問題だろうが、だからと言って、社会の構成員がみんな福祉にかかりきりになってしまったら、その社会は何の生産も進歩もない。