思い出について、某お方のコメントで書いたらなんだか他にもいろいろと思い出してきたので
こっちで書いてみようと思います。
私の父は、一人っ子で・・・なんというか・・・子どものまま大きくなりました、という人でした。
いつからだったかは忘れましたが、父は釣りにはまりました。
父の趣味=釣り です。
その前はゴルフだったような記憶があります。
さて、この釣り。
これが原因で、母と喧嘩しているのを偶然見てしまい
こ・・・これはヤバイ!と自分の部屋に逃げ帰りました。足音を立てないように・・・そーっとそーっと、です。
理由はなんというか、父に問題あり・・・じゃないかな?
父は、釣り専用に中古のワンボックスを購入したのです。母に相談もなく・・・。
中古とはいえ、車ですから・・・それなりなお値段したんじゃないでしょうか?
丁度、私が高校受験を控えておりまして・・・「お金が必要な時期なのに無駄遣いしてっ!」みたいな事を母が言っていたのが耳に残ってます。
その車・・・中は凄かったです。
まず、簡易ベッドが置かれてました。
天井部分には、自作で釣竿置き場。
テレビ・ビデオもありました。
ベッドの下は収納ケースがあり、その中に食料が・・・。
ガスボンベ型コンロもあり、父は良くそこでラーメンを作っていました。
ほんとうに、生活空間が出来上がっているのです。
父は機械工学の知識がある人なので、なんだか釣り用の機械を発明していました。
どんどんと洗練されていくその機械・・・私には知識がないのでよくわかりませんが
釣り仲間の間では人気でした。
泊りがけで釣りをしていたので、夜ずっと釣竿に張り付いてるのは大変だから・・・と考え出したのです。
まぁ、好きな事にはとことん・・・な人ですから。
それは私にも言えるので、ああ、親子だな・・・と思います。
さて、そんな父・・・釣りへの情熱はドンドン熱くなり
釣り雑誌にカラー見開きで載るほどに・・・その雑誌はちゃんととってあります^^
魚のえさを自分で作り、浮きも不思議なものを考案していました。
そんな父がある日、一生懸命木を削り、何かを作成し始めたのです。
また釣りの何かかな・・・と思い、きいてみると
「これはな、ボートだ!ラジコンボートを作るんだ!!」
と、少年のように楽しそうに教えてくれました。
とうとう、釣りからラジコンに趣味が変わったのかな??と思い
「ラジコンボートなら、自分で作らなくても売ってるじゃない」
っと言ったら
「自分で作るのが楽しいんじゃないか」
と、またも少年のように教えてくれました。
自分の手で何かを作り出す、というのが好きなんですね、結局は。
「そしてゆくゆくは、このボートに魚群探知機を載せて・・・あ、そうだ。自動でまき餌をまけるようにしたらいいかなぁ」
・・・父よ、アナタの思考は凄すぎるよ
そんな父のラジコンボート。
試作段階とはいえ、見た目だけはかなりいい感じに仕上がり
近くの川へ試しに行く事に。
順調に動き出したラジコンボート、歓喜の表情の父。
が、しかし
川の真ん中に差し掛かったところで、コントロール不能の事態に!
魚屋さんがきているような、長いゴムの前掛けみたいな・・・あれなんていうんだろう?
つなぎみたいな・・・そんなのを着て、動かないラジコンボートを回収しに行く父。
自宅に帰った後、一人寂しそうに部屋にこもってラジコンを見つめる父の背に
「夕飯、できたよ」
の声すらかけづらかったです。
そんな私の父の思い出。
思い出すきっかけを与えてくれてありがとうございました。