救急車で運ばれた先は、この前、インフルエンザの診断を受けた総合病院だった。


私が着くと救命救急センターの待合室に妹がいた。

その後、兄も来た。


看護師さんから「ここでお待ちください。」と言われ、待っていると検査にあたり、色々と同意が必要な書類をもってきた。


お母さんがどんな状態なのか、心配で胸が苦しくて。

母と同居している妹は「私があの時、早く気づけば。」とずっと泣いている。

私は「大丈夫だから。大丈夫だから。」と言ってあげる事しか出来なかった。


私が1番そう思いたかったんだと思う。


どのくらい待ったんだろう、看護師さんから「先生から話がありますので、こちらに来てください。」と声がかかった。


兄妹3人で部屋に向かった。

怖かった。

何を言われるんだろう。と。


先生からは「インフルエンザから重度の肺炎になっていて、敗血症を発症しています。色んな臓器を攻撃している状態です。」

と説明があった。


「これから処置のため、麻酔をして口からチューブを入れます。しばらく話しができなくなりますので、処置のため意識がなくなりますので、その前に話しかけてあげてください。」と。


私は必死で話しかけた。

「お母さん、まだ一緒にいたいよ。」

「◯◯(私の娘)の成長を一緒に見て欲しいよ。」


涙も鼻水もダラダラダラダラだったけど、一生懸命、母に話しかけた。


つづく