これから来客があるため、リンリーはお茶の準備をしています。

 

 

やってきたのはまじであやし。最近カンナイ家によく来るようになった怪しいセールスマンです。

 

 

あやし「どうです、検討して頂けましたか?当社がお勧めするこの全自動卵割り機は…」

リンリー「サザ○さんに出てきたやつか?黙れ、あんたのくだらないセールストークを聞くために茶を入れたんじゃない。だいたい本当にセールスマンかどうかも怪しいが、セールスマンならひとつ紹介してもらいたいものがある。知り合いに天才特質を持つ優秀なシムはいないか?」

 

 

あやし「天才?ああ…私が会社員だった時…じゃなくて今も会社員ですが、同僚にいましたね」

リンリー「どんな奴だ」

あやし「真面目で腰の低い、立派な方でしたよ」

 

 

リンリー「過去形で言ったな。お前、今はもう会社員じゃねえんだろ」

あやし「…あなたには関係ないでしょう」

リンリー「お前が怪しい誘いをこの辺に住んでるシムにふっかけて、金を騙し取ってるのは知ってる。バラされたくなかったらそいつのところまで案内しろ」

 

 

というわけであやしの紹介で、リンリーはカイ・シャーインさんのところへやってきました。

カイ・シャーイン。会社員。やばい、プレイヤーはシムにこういう名前つけるの大好きなので既に彼のことが大好きです。

作者さんのブログ:ぼんぼんシムズの日記帳

 

 

カイさんが眠ってしまったので、リンリーは図々しくも炬燵で居眠りしてカイさんが起きるのを待ちました。

 

 

カイさんは一つ星セレブ。まずは自己紹介を成功させるところからです。

 

リンリー「さきほどあやしからご紹介に預かりました、リンリー・カンナイと申します!お噂はかねがね…」

 

 

きさくに挨拶を返してくれるカイさん。

会社員としてキャリアを積んでこられたのが特質から伺えます。

 

 

見慣れない特質を発見。会社員キャリアの報酬特質のようです。コーヒーを切らしていても体力を維持できるコツをマスターしているカイさん。素晴らしい!素晴らしいですが、裏を返せばコーヒーを切らしてでも働けというちょっとした日本のブラック企業文化を感じる特質です。

 

 

見定めるような視線を向けるリンリー。会社員キャリアは残業や飲み会があったりしてとても辛いキャリアです。そこで優秀な成果をおさめ、ビジネス戦士として立派に働いてきたカイさん。

 

 

リンリー(素晴らしい。日本…じゃない、コモレビ山の企業体制は、企業によってはほとんど馬車馬の如く働かされると聞く。ノー残業デーの導入やフレックスタイム制やらで改革が進んでいる企業もあればいまだに体育会系よろしく立て続けに飲み会をしている企業も…彼がそんな中で生き残ってきたとしたら、尊敬に値するな)

 

リンリーはカイさんのビジネスマンとしての経歴に、感銘を受けたようです。

 

 

リンリー「素晴らしい経歴をお持ちだ。とても優秀な方なんですね。ファーシアー・データ・コーポレーションといえば大手企業ですし福利厚生もいいんでしょう?」

 

 

カイ「悪くはないと思います。まあ、僕の仕事の話はここまででいいじゃないですか。あなたのことについて聞かせてくれませんか?カンナイ家についてお名前は聞いていますが詳しくは存じ上げなくて」

リンリー「ええと何から話せばいいか…私は一般企業では働いたことがないんです」

カイ「お仕事は何を?」

リンリー「えー…」

 

 

リンリー「フリーランスです」

カイ「それは素晴らしい」

 

 

フリーランスの知能犯です。要するに犯罪者です。

 

 

話が盛り上がってきた二人。 

この日は冬祭りだったので、それにかこつけてヤドリギのキス。

 

 

リンリー「私はあなたに惚れ込んでいます。顔やスタイルもそうだけど、もっと大事なもの…あなたの才能に。あなたに私の子を産んでもらいたい」

 

 

カイさんは快く応じてくれました。

カイ(突然のことで驚いているけれど、僕は妊娠できる体だし、カンナイ家についてはうちの上司とも話したことがあるし…それに、初対面の彼がこんなに熱烈に望んでいるのなら…)

 

 

ウフフ後、寄り添って眠る二人。

果たして子作りの結果は…?

 

 

うむ、不発。

 

 

ではもう一度。

 

 

ふむ。

あのさあ、リンリー!一発で決めてくれない!?応募シムさんにあんまり負担をかけたくないのよ!!

 

 

というわけで3回目。

リンリー、これはわざとなのでしょうか?今まで一回で妊娠したシムさん、いないような…

 

 

カイさんとの子作り中、突然デルガトー・スプリヤさんからデートしてほしいとのメッセージが。

彼女との子、第一子アンニンはずいぶん前に独立しましたが彼女の方はまだリンリーに未練がある模様。

 

 

リンリーも快くお誘いをOKしておきました。まあ、なんとなくです。リンリーは倫理観がないのでね。

 

 

リンリー(今になって誘いをかけてくるとは…彼女はアンニンには会ったのだろうか?)

 

 

カイさんからも交際の申し込みがありました。こちらももちろんOK。

 

 

しかし何度子作りを試みても一向に妊娠の気配がないカイさん。大変心苦しいですがスピード命のカンナイ家の子作りに、休んでいる暇はありません。次は強引にカイさんをシャワーへ引き込むリンリー。

 

 

そしてついに!おめでとう!そしてありがとう、本当にお疲れ様でした。

カイさんは体がドロドロになってしまったのでチートで全回復をしておきました。疲れ知らずの会社員でも、連続子作りは大変ですよね。

 

 

カイ「子どもができました。一緒に暮らしてみるというのはどうでしょう」

リンリー「お申し出には感謝しますが、今のところは考えておりません」

 

 

カイさんの有能さには本当に惹かれている様子のリンリー、ねっとりした視線でカイさんの首筋を追っています。

そこになぜか現れるイヴィー。

 

 

イヴィーのくせに可愛いことを言う。

 

 

これはそんなにリンリーが気になるならちょっかいかけたろやないかいと誘惑してみたの図。

特に意味はありません。

 

 

イヴィーはしばらくカイくんとお喋り。

イヴィー「まじ?もうヤったの?デキたの?後悔すんぜ〜あいつ俺と同じくらい倫理観ねえぞ!」

 

 

カイ「倫理観、ないでしょうか?ご自分で仰ってるより優しい方のように思いました」

イヴィー「…」

 

 

イヴィー「チッこれだからいい子ちゃんは!倫理観ねえんだから外面だけはいいに決まってんだろうが!」

 

リンリーにしろ、悪のキューピッド・イヴィーにしろ、ブラックウィドウのボニー・メイにしろ…

うちにいるのは読者さんのヘイトを買いそうなシムばかり。今回もこいつらのせいでブログが炎上しないかと冷や冷やしながらプレイ記録を書いているプレイヤーです。

 

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