「何してんの?」
ごごティー「関係ないだろ」
「関係ないけど、あんな大声で叫んでたら気になるじゃん」
「あれ、君もしかしてティーン?学校は?」
ごごティー「サボり。なんか文句ある?」
「いや別に」
「ただ何してんのかなあと思って」
ごごティー「嘘つき。学校に言う気だろ」
「言わないよ」
ごごティー「……みんな僕のことなんてどうでもいいんだ!」
ごごティー「うわあああああああん!!!!」
「大声出すなよ、俺耳がいいからすげえ響くんだよね…」
「悪かったよ邪魔して。じゃあもう行くから好きなだけ泣いてろ」
ごごティー「ひとりにしないでよ!!」
「なんじゃそら」
「泳いで頭冷やそうぜ」
「…あ」
「すげえ、人魚だったんだ」
ごごティー「だったら何?」
「俺人魚って初めて見た」
「どこに住んでんの?」
ごごティー「教えてあげない」
「じゃあ当ててやる。海の底だろ、それかサンゴ礁」
ごごティー「…そんな訳ないじゃん」
「腹減らない?ビーチまで行ってなんか食おう」
「すげえ。そんな風に泳ぐんだ」
ビーチで2人で食事を取ってから
サッカーボールを蹴って一緒に遊びました。
ごごティー(…体が傷だらけ。もしかしてこの人もパパやママみたいに人に言えない仕事をしてたりするのかな…)
一緒に砂のお城を作ったり
ブランコで遊んでもらったりしているうちに、ごごティーの機嫌もだんだんよくなってきました。
ごごティー「…ねえ!名前聞くの忘れてた。なんて言うの?」
「レイヴン。レイヴン・ファラデー」
ごごティー「レイヴン」
ごごティー「僕はごごティー!」
宿題も手伝ってもらいました。レイヴン、会ったばかりなのにほぼ丸1日付き合ってくれて宿題まで手伝ってくれるなんて優しい。
レイヴン「じゃ、俺はそろそろ帰るよ」
ごごティー「…また会える?」
レイヴン「おう」